設備の問題で度々登場する

「COP」 と 「APF」

似て非なるものシリーズですね。


クリップCOP

定格冷房、定格暖房時の消費電力1kWあたりの冷房・暖房能力


定格とは。。。

エアコン等の最大の能力という感じでしょうか。


ある条件のときの成績係数=COP

空気や冷却水の温度条件や負荷が変化すると

消費電力も変化するので、

成績係数も一定ではなく、変動することになる。



1年を通して考えると

いつも空調機が「定格」状態で運転するわけではなく、

外気の温度の変化により冷暖房に必要な能力は異なるので・・・



クリップAPF

実使用の状態に沿った省エネルギー性能を示す指標

通年エネルギー消費効率


冷房の期間と暖房の期間の一定の条件下でエアコンを使用した場合

消費する電力を「期間消費電力量」として


エアコンが1年間で使用するエネルギーを期間消費電力量で割ったもの


APFの数値が大きいほど冷暖房時の消費電力が少なく

省エネ性能が高いということになります。



問題コード19181

「APF」は,通年エネルギー消費効率をいい,パッケージエアコンが,冷房期間

及び暖房期間を通じて室内側空気から除去する熱量及び室内側空気に加える

熱量の総和と,その期間内に消費する総電力量との比である.

→  エアコンが1年間で使用するエネルギーを期間消費電力量で割ったもの


問題コード23124

省エネルギー性能の高い冷凍機を選定するためには,定格時の成績係数

だけでなく,年間で発生頻度が高い部分負荷時の成績係数も考慮する必要がある.


あまり深入りすると

迷宮入りしそうなので・・・


でも「COP」と「APF」の違いは理解できました。