構造設計での共通事項、

「強度型」と「靱性型」


先日の講習会であらためて理解できたことです。


例えば、

「構造特性係数Ds」・・・靱性型となるほど低減される係数。

 A → D と数値が大きくなり、

Aは「せん断破壊しにくい」

Dは「せん断破壊するもの

S造、SRC造だと 0.25~0.5

RC造だと     0.3~0.55

今まで何となく暗記していましたが、違いがわかると問題文を読んでも

自然とキーワードが目見えてきます。 

http://ameblo.jp/mac19960520/entry-11803884942.html



純ラーメンって柱と梁 → 靱性型

そこに「筋かい」が入ると、強度型へ


問題コード19214
鉄骨造の建築物の必要保有水平耐力の検討に当たって,ある階の保有水平耐力に占める割合が50%となる筋かいを配置する場合は,筋かいのない純ラーメンの場合に比べて,構造特性係数Ds小さくすることができる
 ×

問題コード18163

高さ15mの鉄骨造の建築物を耐震計算ルート2で設計する場合,筋かいの水平力分担率を100%とすると,地震時の応力を1.5倍以上として設計する.

 ○

筋かいが入ることで、強度型となるのがイメージできるようになりました。

理解出来てくると、着眼点も変わりました。

数値も大事ですが、数値をイジッって×問にしているのではなく、

基本的な知識を聞かれているような気がします。


ゴマさんも講習会中、

「こんな感じでおさえといてください。」

→ 深入りする必要はないけど、最低限の知識はおさえてね、ということなのかも。。。


今回の内容だと、耐震設計は

「強度型」と「靭性型」のイメージ

純ラーメンだったら「靭性型」

壁式構造だったら「強度型」 となり、

じゃあDsは強度型になったら大きくなるよね、低減されないから、とか

「耐震設計」で脆性破壊しないためには、

「部材」で持たせて、「せん断破壊させない」ためには

部材を選ぶ場合は 「D」材を選択すればいいとか

でもそうすると「必要保有水平耐力」もおおきくなるよね、とか。。。


つなげて理解ができると、応用力が身に付く・・・グッド!

「ホントですか~」(Mimiさんパクリました。)

でもこれきっと「ホント」ですね。にひひ


この調子でススメ―(wo-mawさんパクリ)