「ストレスがたまると身体によくない…」というのが世間一般の常識です。
しかし、ストレス自体が悪いわけではありません。
実は、「ストレスが健康に良くないと思い込むこと」自体が良くないそうです。
ある実験で、ストレスは体に悪いと思い込むだけで死亡リスクが43%増加し、ストレスはむしろあった方がいいと前向きに思い込むだけで、リスクの上昇は全く見られないことがわかったそうです。
また、ネガティブに思い込むのとポジティブに思い込むのとでは、平均してポジティブに思い込んだ人の方が8年寿命が長いというデータもあります。
人間は古くからいろいろな問題を解決しようとするために、苦しみ悩みながらいろいろな物や作品を発明し、思想、理論を生み出してきました。
ストレスは、人間と文明が進歩するために必要不可欠な原動力と考えたらどうでしょうか。
アメリカの心理学者によると、
「ストレスはあったほうが良いと思い込み、受け入れることが大切だ。」
とのことです。
適度なストレスは、集中力を増す効果があります。ストレスが脳の前頭前野を発達させ、前頭前野が不安を抑えた結果だということ。
つまり、ストレスを受けるような体験から強く成長することができるわけです。
逆に、ストレスのない退職後のリラックスした生活は、うつ病や認知症の発症率が40%も高くなるデータがあります。
あまりにも緊張感のない生活は、脳に悪影響を及ぼすようです。
ちょっとドキドキするようなことがあったぐらいが人間を活性化するのでしょうね。
もうひとつ、重要なことがあります。
辛いことがあって大きなストレスを抱えてPTSDになった時、「ボランティア活動」を行うと克服しやすいというデータがあります。
自分が辛い時こそ、人のために何かをすることが、逆に自分の心を癒やすということが分かります。
以前の記事に書いた「自分が幸せになるには、人を幸せにすること」というマインドセットは、心理学、脳科学的にもほぼ証明されつつあります。
ストレスを避けようとするのではなく、これを直視し、受け入れて上手に付き合うことができれば前向きに生きる力となります。
むやみにストレスを恐れないようにしたいですね。