こんばんは~。
今日はシドニーの住宅事情について書いていこうと思います。
シドニーで引っ越しをした回数、実に1年間で7回、これはなかなか普通じゃあり得ない話ですよね。でも日本よりは少しだけ、引っ越しはcommon。(とは言ってもこの回数はAUSでも尋常じゃないですけどねw)
なんでcommonなのかというと、
1・敷金・礼金がないから(デポジットを最初払いますが、よっぽどの事がない限り全額返ってきます。それにデポジットの金額も日本に比べれば安い。)
2・家賃が週ごと、もしくは2週ごとの場合が多く、ほとんどの場合が電気やガス代が含まれているから
3・基本誰かとシェアで、家に家電は付いてるから
4・外国人にとってすごく住みやすい街の為、人の出入りが激しく、後釜が簡単に見つかるから
5・4の理由から次の家も楽に見つかるから
6・3と4の理由から、一緒に暮らしたい人ができた、もしくは一緒に住む奴が嫌だから、とかで家を変えたくなっちゃうから
7・3と4の理由から、みんな基本荷物が多くないから
以上の7つが、かなりいい加減ですが私の考える理由です。
ちょっと私の家の経歴を書いてみましょう。
1 China townそばのbackpacker's。9泊だけ予約して日本から来た(その9泊のうちに家を見つける予定だった
2 結局いい部屋が9泊のうちにみつからず(当時家探しの条件はかなり高く、いい家がなかった。今思えばそんな家見つかるかい!っていう条件を並べておりました、わたしw。また、学校探しもそのうちに終え、バッパーから学校にも通っていたから、時間もそんなになかった。)1からほど近い、ショートステイ(1week)の場所に引っ越す。ビビッていたのでとりあえず日本人のみの家。結局そこで出会った日本人のうち3人は、今も豪滞在。最後まで仲良くしていた。高層ビルの眺めよし・超広い部屋に一人で滞在。奇跡の $ 150 per week
3 日本人の若い女の子がオーナーの家。街中から電車で20分のRockdale駅から徒歩10分位。$180.オウンルームで素敵な家だったんだけど、ベッドバグ発生。(ダニみたいなもんで、殺すのが相当難しい)色々対処してもらうも消えず、退散。町並みがかわいいし歩くのなんてなんでもないと思ったけど、これが結構しんどくて、街中か駅近に住もうと決意。一緒に暮らす子もベッドバグが嫌で家を変える。ちなみにですが、オーストラリアはどんな街中でも平日の夜は、昼間のにぎやかさからは想像できない静かさ。女の子ならば駅orバス停から近い方が良いでしょう。
4 ちょっと危険なエリア、Redfernに住む。$160.こちらもオウンルーム。下がtatoo studioで、駅近、しかしおんぼろ。オーナーは夫婦でtatoo artist(恐ろしい人達だった)。3フィリピーノ、2スロバキアン、1日本人=私。スロバキアン兄弟は他にいい家見つけたと早々といなくなり、フィリピーノの部屋からまたもやベッドバグ発生。3人とも引っ越す。結構仲良くやっていたつもりだったのに、何も言わずに出て行ってしまって悲しかったな~。と、思うもつかの間、ほどなくして私の部屋にもバグ進出、私もまたもや引っ越しを余儀なくされる。
5 割と街中のマンション。$140.今度は汚い家=虫、もう汚い家は勘弁!と綺麗さ第一優先に考えた結果、どうしても日本人の家に。この頃には外国人の友達ももういっぱいいたし、いいかと、そこを妥協。しかし綺麗過ぎたw 連絡ノートみたいなのがあり、そこに誰がどこを汚したとか、これはこうするなとか書かれる毎日w この時はもうオウンルームに住む夢を諦め、リビングに住む。リビングと言っても、パーテーションみたいなので区切られた、れっきとしたひと部屋。少なくとも私にとってはw そしたらオーナーが金ないから、俺がリビングに移り(その時彼はマスタールーム=一番でかい部屋在住)マスタールームを誰かに貸したいと言われ、追い出されるw
6 Bondi Junctionから徒歩5分。みんな英語が上手なコリアン、スパニッシュ、チェック。汚いけどルールは一切なし。1~6までと、次第に家賃が落ち、しまいには$125に。(上限は$180と決めていたんだけど、そのうち家探しがもう慣れたものになったし、妥協できる点が多くなったからかな。)またもリビング。このスパニッシュの女の子とは歳も一緒で、びっくりするような過去が一緒で、すごく仲良しに。彼女が帰国と同時に私の友達が日本から豪に2カ月滞在。一緒に住む。ほどなく残りのシェアメイトも帰国、私の友達も帰国、入れ替わった人達が一切英語喋れず。更にリビングにもう二人人を入れると言ってきたので引っ越しを決意。これが初めての自分の意思での引っ越し笑
7 BBQで会った男の子も引っ越しを考えていたので一緒に家を探す。Darling Harbourから歩ける距離の場所。お値段始めに戻って$180.多分今まで最高の家。しかしゴキブリが多かった。始めのうちは、体に危害与えないゴキブリなんてどうでも良くなっていたので(シドニーはゴキブリ大国です)目をつぶっていたが、そこらじゅうに卵、ゴキブリは爆発的に増え、これどうにかしないと出ていく!とオーナーに訴えかけ、完全駆除してもらった。やけに靴下のなくなる家だったけど、シェアメイトが1時間シャワー浴びる奴だったけど(男子)そんなのもうどうでも良かった。ちなみに、バス・トイレ一緒の物件で、どーしてもトイレを我慢できなかったうちのルームメイトは、ベランダで、ペットボトルにおしっこしてました笑。
8友達が来たのでビーチの目の前のバッパーに3泊だけ宿泊、その後メルボルンに行って帰国
我ながら、なが~っっ。
どう?虫に始まり虫に終わったって感じでしょw?
このベッドバグによる虫刺されの跡、今も痛々しく私の足に残っています。(医師曰く、7カ月しないと消えないらしいんだけど、腕は一瞬で消え、足はまだ未だに消えそうもないな~。)
当時は腕もひどくて、知らない人にまで、どうしたのそれ?と聞かれるほど。
かゆくて眠れないし、所持品全て70℃以上の熱湯消毒をする必要があったので、
とっても大変でした。
どこもテレビはなく、日本人以外と住んだ場所は、恐ろしく荒れ狂ってましたw
でも皆それぞれ住宅の問題はあるもんで、パーフェクトなおうちはないんだよね。
そんな訳で、海外にワーホリで行く人は、期待を捨てて行って下さい。
でもおうち見学での妥協が、私のような度重なりまくる引っ越しを招く事にもなるので
ここだけは譲れない!ってのを1つか2つに絞っていくといいですよ。
日本にいる友達や家族には知らない人とシェアなんてセキュリティーは大丈夫なの?とか言われたし、
私もものとかお金とかなくなったりすんのかな~と思ってたけど、
実際はそんなにやばいやつはなかったな~。
あ、友達の家でアルマーニのサングラス盗まれたけど。
自分の家では、盗られたって傘とか食べ物、コスメを勝手に使われたとか、そんなもんで、
金品やらクレジットカードは全然。
多分日本の方があると思います。実はうちの職場も盗難がすごいんですw
皆外国人としてオーストラリアにいる身。そんな悪いことできないしね。
何かの宗教に入っていて、信仰心の強い人ってそういう事に対する道徳の意識って、
若くても相当強いものなんです。
でも周りに一夜にして数十万相当のアクセサリーからi pad, laptop,全部盗られちゃった事ある人もいるからね、気を付けて下さい。
あと、ホームステイですが、これも正直おススメしないかな~。
私ははなっからそんな考え頭にもなかったのであくまで聞いた話ですが
あれって結構高いんでしょ?
でも、住んでみると色々面倒そうです。
子供が夜中に入ってきて起こすとか、物を盗っちゃうとか、
持たせてくれる弁当が食えたもんじゃないとか、
シャワーは5分以内に済ませろと言われたとか、
ホストファミリーがネイティブじゃないとか。
金返せって感じですよねw
で、みんなビジネスでやってますので、
いいホストファミリーに当たった人は運が良かっただけ、
あとはさらっとしたもんだそうです。
友達がワーホリ・ホームステイ生のクレーム対処の仕事してたけど、
結構ひどい。
ちなみに、日本人とのシェアを望むなら、日豪プレスかJAMSというサイト、外国人と暮らすならgum tree(全て英語)です。
全てクラシファイドのサイトで仕事も物件もここから探せるんですが、gum treeの方がいい物件あります。仕事は給料の高い仕事、物件は安いのあります。数も圧倒的に多い。
でも主に電話でオーナーとやり取りしなきゃいけないので、電話での英会話は必須です。
引っ越し大国(?)オーストラリア、電柱の至る所にも空き部屋あるよの張り紙もあり。電話番号をちぎってもってかえれるようになってます。
自分の英語を極めるためには、絶対外国人と住むのをお勧めしますが、(初めのうちは日本語で友達と30分話した程度で簡単に忘れました)
英語力がないのにいきなり外国人と住むのは、相手がよっぽどいい人でない限り、壁ができる事は間違いないと思います。
行く前に最低限の会話は勉強しましょう。
あと、inspectionに行く前にお金を払うのは、騙されるからやっちゃだめですよ。
そんで、住んだ家がろくな英語喋れない人ばっかだったら、どんなにいい人達であっても私みたいに思い切って家変えちゃうのもいいかも。
海外に来た当初の英語力は一緒でも、関わる人たちによって成長の幅は大きく違います。
それに、言葉による意思の疎通ができないって、本当につらいものですよw
でもこのオーストラリアで翻弄された、厳しい住宅事情があったおかげで、
行く前よりも「なくてはならない物」が減りました。
便利な日本で生きているとさ、あれもなきゃダメ、これもなきゃダメ、っていうのがかなり多かったんだけど、
こう引っ越しも多くちゃぁ、最低限の物で生きるって事を覚えてくるわけです。
それで日本に帰って自分の所持品を見てみると、
どうしてこんな物まで必要だったのだろうかと不思議になるのです。
今までコンパクトなスーツケースでどこへでも行けちゃう女性って憧れだったんですが
一歩近づけた気がします。
でも、本当、それだけ。
あんな引っ越しばかりの生活、二度と送りたくないや。
衣食住って言葉があるだけあって、ホント、住は大事。
このトピック、言いたいことがかなりあったので長くなっちゃいました。
最後までお読みいただいた皆様、ありがとうございます。
それでは。
