ワールド、株式非公開へ | へそまがり株式投資家日記

ワールド、株式非公開へ

 今朝の日経新聞によれば、アパレル大手のワールドが経営陣のMBOにより同社株式を非公開にするらしい。米国では普通の出来事ですが、日本では珍しいということで日経の一面になるのでしょう^^

 

 ただ、株式を公開するのが当たり前という風潮にはこれまでも疑問に思ってました。株主の利益とは、株式を公開して一発当てるということばかりに焦点が当たっており、本来のこととは程遠いというのが本当のところです。現実に新規公開してきている企業の中には、公開して株価を上げることだけがメリットのようなところもあるくらいです。たとえば、属する業界がニッチで消費者にアピールする必要がなく、すでに業界内でシェア圧倒的トップで(業界での)知名度があり、なおかつ資金需要もとりたてて必要ないような起業は結構あります^^。でも、幹事証券会社のアナリストは「ニッチな企業ながらもトップシェアで寡占化が進む中・・買いです」といったレポートを書くわけです。

 公開するって言うことは買収に晒されることもありますし、財務内容を晒すことによりライバル企業にも当然ながらいろいろなことがわかります。決して公開するってメリットばかりでなくデメリットも実に多いんですよね。下手すれば手の内を晒すのでビジネス的にも足を引張るものです。これが株主の利益に反する可能性もあるので、株式公開イコール株主の利益ではないわけです。