~結果報告 vol.6~ | ビンボーレフティゴルファーの悲劇

ビンボーレフティゴルファーの悲劇

ビンボーで左利きゴルファーの物語

久々のラウンドで、下半身に少し気だるさを感じ始めていた…


15番 534y PAR5


またまた、減量中の人には食べきれないくらいの、ボリューム満点の…

距離の長いロングホールだ…


この時すでに、このモンスターホールに立ち向かう体力が残って無かった…のかも知れない…


ティーショット!!!


プッシュが顔を覗かした…

今思えば…振り遅れていたのだと思う。



運も…去り始めていた…



左にプッシュし、左斜面にとまっていたボール…



しかも…今までの「連続パー」に対して…



「お前が、このままパーを取り続けるに相応しいか、俺が見極めてやる!!」



と、ゴルフの神様に試練を与えられているようだった…



斜面にそびえたつ1本の大木…

ならびに、左斜面によるつま先上がり(レフティです)


ルートは3つ



① 大木の左にルートを取り、つま先上がりを利用しフックで攻める!!
空中は木の枝がせり出しているので、高さが制限される。
高さ的には気にならないが、斜面と枝の間を抜けていかなければならない。


②大木の右にルートをとり、スライス球で攻める!!


③真横に出す…




木までの距離は、5m程あるので③の真横に出す程でもない。


①か②の選択になる。


コースはセカンド付近から若干左に曲がっている。


②はつま先上がりに対して、スライスを打つのは難しい…さらに左に曲がっているコースに対して、スライスがかからず、つかまってしまったら


御愁傷様





①の札を取りました。



コースが若干左に曲がっている為、フックがかからなくても大丈夫。



気をつけるのは、枝くらいかな…



今日何かと活躍している「3UT」をチョイス



つま先上がりの分、若干短く持ち、お決まりのフェースを少し被せて。


ロフトも立っているので、高さも大丈夫だろう…



得意ではない、つま先上がり。


下半身をどっしり固定させて…


ボールだけ見つめ…



打つ!!



ガシッ!!






バキッ!?




(;o;)






(-_-;)






ラフでボールが浮いてる分、少し深く入ってしまった…




深く入った分…




上がった…







上がった分…当たった…






ゴリ赤木に「ハエ叩き」をされた感じ…





でも、直撃ではなく枝に触れただけっぽかったので、そこそこ飛んでいっただろう…




甘かった…






ゴルフの神様は、許してくれなかった…





メッシは…


あえて、ディフェンダーの群れの中にルートを見出だし、スルスルってかわしていく…



2m近くある大男達を、あざ笑うようにゴールを決める!!






メッシと私の違いが顕著に表れた…






一瞬視界が広がった…



行ける!!と思った…








広く青い大空に向かって、いざ羽ばたかんとしていた矢先に、翼をもぎ取られた…




相手ディフェンダーのファール覚悟の捨て身のタックルが、私の右足首を…削った…



瞬間、私の頬はピッチの芝生を舐めていた…




「ファールや!!」





私は唱えた!!





ブラインドだった…




私がディフェンダー達の群れの中にルートを取ったが為、レフェリーの視界には別のディフェンダーの背中が…



ノーホイッスル…



私はボールを奪われ…



カウンターを喰らい…



失点してしまった…



チームメイトが小さく罵った…



「何であそこに突っ込んだ?」



「パス出せばいいのに…」


「アイツはセルフィッシュ(自己中)なんだよ」



「流川のマネしやがって」


「流川は、点を決めるからいいんだよ。アイツみたいにボール奪われねぇよ」



「あぁいう奴がチームに居るとウザいんだよな!」




失点の原因を一人で背負ってしまった…





私に残されたのは…




負け試合の戦犯という烙印…



失点の原因…という烙印…



失ってしまった、チームメイトからの信頼…




監督からの信頼…




ファンやスポンサーからの信頼…



全て失った…



孤独だった…





挙げ句の果て…






ロングホールの第三打が、軽く200y以上残ってしまった…。

さらに、再びつま先上がりから打たねばならない…。




FWをカートに取りに行く選択肢もあったが、カートに行くには再びフェアウェイを横断し、また戻ってこないといけない…

(-_-)



その時の私には、それを許してくれる体力も、同伴競技者の心意気も残って無かった…




半ば「やけくそ」だった…


自分自身に?



行く手を阻んだ大木に?



「クラブ持っていこうかぁ?」と声をかけてくれなかった仲間達に?



1Rもたない幼稚な体力に?




今となっては、その時の気持ちは分かりません…



ただ…無心で…


何も考えず…


軽く振ったつもりの第三打が…羽ばたいた…




第四打の残り距離から換算すると…


200y近く飛んだことになる…



第四打地点に着くと、ピンまで40y程。




得意のSWを手に持ち…構えた…



思えば、今日一日いつもひたすらアプローチの練習をしているSWの良いところは…皆無だった…


シャンクあり…



距離感合わず


オーバーしたり


ショートしたり






グリーン付近で会長が叫んだ!!


「いつものスティンガー!!」



私のそれが、タイガーのそれと同一だとは恐れ多くて言えないが…


私は、そう呼んでいる…


スティンガー!!




ボールを左足つま先付近(レフティです)に置き。



スタンスは若干オープンで腰を少し回しておく。



反面、肩のラインは気持ちクローズ。



この時点で腰や背筋辺りがかなり捻れる…



下半身はそのまま固定して…



上半身をそこから更に捻り上げる…



かなり窮屈…



ギシギシと音をたてる様に捻っていき…



クラブヘッドを急激に上から落とし…フォローは低く長く、フェースローテーションも抑え気味…






バチッ!!



ドグォ!!




完璧のインパクト!!



その後、しっかりとターフも取れた!!




PWか9Iで打ったかのような弾道の低くさ…



グリーン面にワンバウンドした後



グリーン脇で見ていた会長が叫んだ!!




「おお!!止まった!!スピン!!スピン効いてる!!」



「シュルシュル言うてるよ!!」





ワンバウンド後、ツーバウンド目で止まった…






遅咲きながら…一輪の花が…咲いた…




しかしながら…何度も繰り返すように…



その一輪の花を…美しい花を…咲かせ続ける気力体力…運気…無かった…




パーパット?




フッ(笑)入りませんよ…




嫌われてますから…






その開き直り…さらに関係を悪化させることに…