主治医の話〜二〜薬〜 | 非結核性抗酸菌症の記録

非結核性抗酸菌症の記録

この病気が見つかった2014年7月から、
肺の一部除去手術を経て、現在の経過を記録します。
私と同じように、思わないところで聞きなれない病気になってしまった方の参考になれば。


主治医の結論。
年齢を考慮すると、内服治療を行いつつ、外科的切除が望ましいと思われます。


外科的切除、というのは、?

手術をして取り除くことです。

え、取るんですか!?

まだ話をつかみきれませんでした。



まず、内服治療について説明されました。
抗酸菌には特効薬がありません。
直接、菌を殺すような薬はないので、結核菌の薬を使います。

私の場合、3種類を3錠ずつ、一日一回。クラリス、リファンピシン、エサンブトール。

でも、一回9粒を飲むって結構な量です。一口で飲みきるのは大変なので、2.3回に分けて飲んでいます。

それぞれの薬に心配される副作用。
クラリスは、食欲低下、下痢。
リファンピシンは、尿や体液がオレンジ色になる、肝障害、血小板減少。
エサンブトールは、肝障害、しびれ、視神経への影響。
特に、この視神経に関しては定期的に2ヶ月に一回、眼科通院しています。見えにくくなると、元には戻らないため、早期発見しなくてはいけません。

今では、普通に飲んでいる薬も始める時には、かなりの神経を使いました。なぜかって、そりゃ、薬を飲んでも、全く効果がないこともあるからで、しかも強い副作用があることも聞いていたからです。
薬が効くのか効かないのかは、飲んでみないとわからない。体にあうのかあわないのか、個人差があります。


飲むか飲まないかは、患者の自由。
セカンドオピニオンっていうのもありますよ~、と先生は早いうちから言っていました。

でも、先のことを考えてもしょうがない。飲んで良くなる可能性があるなら飲むことに決めました。

とりあえず、一ヶ月。
飲んで様子を見てみましょう。


飲む前の私は副作用というものをよくわかっていませんでした。