
リハーサルのようなウォーミングラップのスタートと同じことを繰り返した。
DE耐はほかに例を見ることの無いくらい参加台数の多いレースである。
130台を超える車両はさすがに1度にはスタートを切ることはできないため、3グループ単位でスタートが切られた。
わがチームのスターティンググリッドは2グループ目の中段に位置していた。
1回目の日章旗が振り下ろされ、1グループのスタートを見ていた。
にわかに緊張が高まったが、忘れてはいけないのは燃費重視であること、そのためいつものレースのように最初から全開は禁物であった。
2回目の日章旗が振り下ろされて、ライダーは一斉にマシンへと駆け寄った。
スタートは大した混乱もなかった。
他車の状況をみながら事故に巻き込まれないことを考えながら1コーナーを慎重にまわり、しばらくすると徐々に集団がばらけてきた。
とにかく7時間無事にバトンをうけとれるよう、考えていたのはエンジンに負担をかけないこと、燃料をつかいすぎないよう回転をあげないことだった。
無難に最初の周回が過ぎていった。