プロローグPart2:DE耐翌日 なにか物足りなさを感じていた。 それは先日の結果のことかと思うとそうでもなかった。 DE耐では完全燃焼していた。 撤収が終わったあと、頭の中が白紙になりその場にへたり込みそうになっていたほどだ。 そのとき充足感に満ちていた。 ただあのシャンパンファイトを味わいたかった。 レースがこれほど身近に感じたことはなかった。 なぜと問われると然したる証拠はなかった。 ただ手を伸ばすと届きそうな錯覚だった。 あの表彰台はいずれ取ろうと本気で思った。 追いかけるべき背中を見つめて走り続けた。