そのエンジンがYショップの120ccだった。

正確には118ccだが、大変バランスの取れたエンジンで、

DE耐で7時間走っても、練習ではOHなしにまだまだ使うことができた。


わたしがYショップのエンジンに惚れたのはその丈夫さとバランスのよさだった。

それにほかの人と同じようなエンジンでは面白くないと思った。

DE耐には結局間に合わなかったが、その借り物のエンジンのポテンシャルの高さには感服していた。


「あの120ccよりもいいのができますよ。」

Yさんはキットパーツエンジンは結局高いものになるからといい、

安くて丈夫なエンジンを作ってくれることを約束してくれた。


時間は経ち、NASU耐の前にようやく完成した。いまのチームいつも1号機エンジンである。

総排気量123cc、パワー、トルクともに120ccの上をいっていた。