皆様、こんにちは。マックベビーUSAです。
ロサンゼルスも今日から日中30度を超える本格的な真夏日になってきました。
春休みにご出産されました代理母さんのエピソードをお話したいと思います。
今回のレシピアントさんはシングルマザーで、お母様はフルタイムで働かれておりますので、お1人お一人で渡米されました。
代理母さんは前回のご出産が帝王切開でしたので、今回も帝王切開の予定で、渡米の日はピンポイントで出産の前日に決定することができました。
自然分娩の場合には38週目から40週目の間のいずれかということで、2週間も余裕をもって渡米することが難しく、多くのケースが生まれてから即渡米というバタバタしたスケジュールになりがちです。
代理母さんの病院は今まで何回も代理出産でお世話になっているところでした。
通常代理母さんが病院に到着し、実際に赤ちゃんが生まれるまではかなりの時間があります。帝王切開でも赤ちゃんが生まれて病室へと準備されるまでに4時間ぐらいはかかります。
自然分娩の場合には半日以上1日かかる場合もあります。
長い待機時間、個室のような待機場所もない為、生まれるまでは病院の一番近いホテルに待機されることをお勧めいたします。
産まれる前に寝不足やストレスで疲れてしまいますと、産まれた後直ぐに始まる3時間ごとの授乳に備える体力がなくなってしまいます。
日本の産科病院と違って、アメリカの産科病院では基本的に看護婦さんは赤ちゃんを預かってくれません。
例えば出産後に赤ちゃんが黄疸等の疾患になった場合のみ看護婦さんが面倒を見てくれますが、母親が寝たいのでその間赤ちゃんを預かってくださいというリクエストは聞いていただけません。
また、赤ちゃんと母親に何も問題がない場合には出産後24時間から48時間の間に退院になります。
1週間以上ご入院できる日本の産科病院がうらやましいです。
赤ちゃんが産まれますと約1時間後にはレシピアントさんと赤ちゃんの個室を与えられて、看護婦さんから授乳、げっぷのさせ方、おむつの説明、赤ちゃんの健康状態の確認の仕方、おしっこのウンチのチャートのつけ方等を休みなく指導されますので、それまではなるべく体力、睡眠しっかりとっておくことが大切です。
帝王切開の当日は病室についてから促進剤を入れて3時間ぐらいで赤ちゃんが産まれました。
今回のレシピアントさんは、ドナーさんの凍結卵子と凍結精子を受精させ、着床前診断を行い、染色体以上が無い受精卵を1個、代理母さんへご移植しました。 そして1回目のご移植で無事着床され、そのまま問題なくご出産に至ったケースになります。
ドナーさんの凍結卵子10個をご購入され、凍結精子1バイルと受精させて、合計6個の胚盤胞ができました。合計6個の胚盤胞を着床前診断を行いまして、染色体以上なしの受精卵が3個(女子2個、男子1個)できました。
新生児室に到着後、窓から除くと赤ちゃんが見えました!早朝でしたので、レシピアントさんの赤ちゃんがこの日の第一号でした。
看護婦さんがビタミンKの注射をします。
ビタミンK注射は、新生児のビタミンK欠乏性出血症を予防するために、生後6時間以内に投与されるルーチンの救命注射です。赤ちゃんは生まれつき、血液凝固に不可欠なビタミンKのレベルが低いため、注射をしないと特に脳内での突然の重篤で致命的な内出血のリスクにさらされます。
そしてばい菌が目に繁殖しないように抗生物質のクリームを目に塗ります。
大声で泣き出す赤ちゃんを目の前に、一生懸命になだめるレシピアントさん。
赤ちゃんが生まれる前は自分は母親としての自覚が持てるの云々ととても心配されていましたが、赤ちゃんに出会えた瞬間にレシピアントさんはお母さんになっていました。
赤ちゃんと一緒の個室に入ると、直ぐに看護婦さんがカンガルーケアをしてくださいました。
新生児を出産直後に肌と肌を密着させる(「カンガルーケア」と呼ばれることが多い)ことは、極めて重要な生理学的および情緒的メリットをもたらします。赤ちゃんの心拍数、呼吸、体温を安定させると同時に、親子の絆(きずな)を深め、母乳育児を成功させる効果を大幅に高めます。
看護婦さんから何も問題なければ24時間後に退院になりますとの説明があり、私とレシピアントさんとの目が一瞬合い、とにかく頑張るしかないと無言の団結をしたのでした。
この続きは次回のブログでご紹介いたしますね。
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