蝶野正洋が1991年まで使用していたテーマ曲。蝶野のテーマ曲といえば、今ではバラエティ番組等でも必ず「クラッシュ」がBGMとして流れ人気もあるが、自分が熱狂したのは、伝説の第1回G1クライマックス優勝時の、この「ファンタスティック・シティ」。闘魂三銃士として新世代ヒーローの弾頭を象徴するテーマ曲として、感慨深い。この第1回のG1クライマックスは、当時の一流レスラーである、ビッグバン・ベイダー、スコット・ノートン、クラッシャー・バンバン・ビガロの3強外人、長州力、藤波辰爾の昭和世代と、武藤敬司、橋本真也、蝶野正洋の闘魂三銃士が参加し、予想を覆す勝敗の連続で、決勝戦となる蝶野VS武藤の熱戦が、さらなるドラマを歓喜し、その後、新日本プロレスの大ヒットシリーズとして定着。この第1回の語りつながれる世代交代ドラマがあったからこそ、現在の人気ブランドとして、不動の人気を誇っているのであろう。
作曲は武藤敬司の「HOLD OUT」で解説の鈴木修。初のCD音源化は、1990年2月発売の『NEW JAPAN RISING』で、このCDには、他に藤波辰爾「Rising」と橋本真也「爆勝宣言」の2曲が収録されている。G1初優勝翌年には、このテーマ曲のスローバージョンである「Fantastic City '92」に変更された。この92年版は、アルバム「新日本プロレス ザ・グレート・ムタ」に初収録された。2008年、この曲はさらに「Fantastic City 08」バージョンまでリリースされた。
■蝶野正洋(FANTASTIC CITY)
■テーマ曲ヒストリー
- FANTASTIC CITY
- 1991年まで使用。作曲はプロレス入場曲を多く手がける鈴木修。
- FANTASTIC CITY '92
- FANTASTIC CITYのスローテンポバージョン。1992年から1994年のG1クライマックスまで使用。
- MAIN EVENTER
- 1993年のG1クライマックス、G1クライマックススペシャルおよびWAR参戦時に使用。
- BLACK RAIN 〜飛翔〜
- 1994年のG1クライマックスで当初使用していた曲。大会の期間中に再び「FANTASTIC CITY '92」に戻されており、使用期間の非常に短い幻のテーマとなっている。
- CRASH 〜戦慄〜
- ロイヤル・ハント「MARTIAL ARTS」のタイトル違い。1999年以降、パフ・ダディーの「No Way Out」と「VICTORY (NINE INCH NAILS REMIX)」の一部を前奏として付け加えたバージョンを主に使用している。前奏部分の歌詞は、「Damn. I would have never thought it ever would have been like this. Fuck you all niggaz wanna do!(和訳:クソったれ、こんなになるとは思ってなかった。この野郎、一体何がやりてえんだ)」となっている。アメトーークでは江頭2:50の登場曲としても使用されたこともある。
- nWo CRASH - 「CRASH」の前奏部分をnWo JAPAN共通のサウンドロゴにし、間奏部分に「nWo」などの音声を入れループを変えたもの。nWo所属時にのみ使用。
- CRASH 君が代バージョン - 「nWo CRASH」の前奏部分を「君が代クラブミックス」(エレクトリックギターベースによる君が代)に変更したもの。東京ドームで行われた大仁田厚とのノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ、女性レスラーであるジョーニー・ローラーとのシングルマッチでの入場時に使用されて、ハマーに乗って登場した。
- HARD CRUSH - 「CRASH」のハードバージョン。打ち込みサウンド主体・シンセサイザーを効かせた前奏・冒頭の肉声が入らない、などノーマルのCRASHとは一風異なる曲調。蝶野が現場監督を勤めていた一時期のみ使用していた。2003年に参戦したプロレスリング・ノアでも使用した。また、オールスタープロレスリングでも使用されている。
- 2005 GIクライマックス優勝戦では同期でこの年亡くなった橋本真也の前奏曲を合体させた特別使用の「MARTIAL ARTS」を使用。この曲は大阪のプロレステーママニアが編集・投稿した合体曲。なお、このマニアはブルーザーブロディ新日バージョンもチョイス、投稿し、使用に至ったとの事。
- FIGHT&LOVE
- 25周年記念両国大会試合から使用。本人が作詞・ボーカル。



