さて、新幹線に乗っている間に、
あと2つほど、お話したく思います。
お付き合い頂けましたら、嬉しいです(^-^)。
先日の『博多・天神落語まつり』での、
笑点メンバー勢揃いの回の後半の演目を撮った一枚を
今、ご覧いただいております。
皆さん、それぞれ力のこもった落語で
楽しませて頂きました。
その中でも、今回は春風亭昇太さんの『時そば』について、お話します。
『時そば』は、関西地方で活躍されている落語家さんには
『時うどん』として演じられる演目で、
話の内容もシンプルなのに味わいがある、
見習い期間中の落語家さんにとって、
ほとんどの人が習うお噺(はなし)です。
内容は、しっかりと“先”を読んで、
立ち食いそば屋の“うっかり”を導くしたたかな“兄貴”と、
それを真似しようとするものの、
自分自身の“うっかりさ”で墓穴を掘る“弟分”を、
コミカルに、そして温かく描いた作品です。
昇太さんご自身も、実力ある落語家さんなのですが、
先輩方に遠慮したのか(笑)、
このような噺を演じることになりました。
しかし、その演じ方が、
本当に深みのある、
素晴らしいものでした。
まず、落語に詳しくない方でも、
落語を2回でも観に行った方でしたら、
本題の噺に入る前に“まくら”という
“漫談”的なお話をして、
そのお話の流れに合わせて、
着ている羽織を脱ぐことを
ご存じかと思います。
しかし昇太さん、“まくら”が終わり、
本題に入っていっても、
なかなか羽織を脱ごうとしません。
あれれ…と思っていると、
噺の真ん中で、主役が“兄貴”から“弟分”に代わった瞬間、
なんと昇太さん、そこで羽織を脱ぎました(仰天)。
そう、この『時そば』という演目、
主役が途中で代わる内容でして、
昇太さんは、それを分かりやすくするために、
あえて、そのタイミングで脱いだのです(大絶賛の嵐)。
落語の常識にとらわれなくとも、
観ている側を納得させられる腕を、
ここまで昇太さんが持っているとは。。。
他の噺を演じる時でも、
このような“仕掛け”を昇太さんは
用いてくる人かも知れません。
また時間が取れましたら、
ぜひ春風亭昇太さんの高座、
観に行きたいと願っています。
昇太さん、次回も楽しみにしています!
ほな、また今度っっ!!
