おはようございます。
まず、この台風で被害に遭った皆様へ、
心よりお見舞い申し上げます。
毎年、避けては通れない出来事とはいえ、
傷つく人が必ず出てくる事実に、胸が痛みます。
………………………。
昨年の新潟豪雨の頃にも
触れた話だと思いますが、
昔は“信玄堤”なる堤防があり、
水害から“完璧”に住む人々や田畑を守る
……ということを目指すのではなく、
“少しだけ傷つく”ことを想定して、
大きな被害を避けるような方向に導くよう、
設計されていました。
強固に作られた堤防は、
多少の水害は防いでくれます。
しかし、予想外の水量が河川を襲った時、
完璧に作られた河川は、
堤防が完璧に張り巡らされているために、
水の逃げ道がない状態となり、
決壊
という、最悪の事態を迎えてしまいます。
一方、“信玄堤”では、
ところどころにわざと、
ごく小さい“穴”のようなものを用意して、
予想外の水量が襲ってきた時、
少しずつ水を堤防外に
放水
していくようにします。
つまり、小さな“穴”の辺りに、
人家がないようにすれば、
その辺りが浸水したとしても、
命を脅かされる人が出てこないので、
文字通り、被害を“最小限”に
食い止めることができます。
予想以上のプレッシャーに襲われて、
張り詰めていた緊張の糸が
プチッ
と切れてしまった人間のように、
全てを守ろうとした堤防は、
予想以上の水量に負けてしまうのです。
…………………………。
人間社会も、自然界も、
予想以上の“あれこれ”に襲われてしまうと、
全てを守ろうとすれば破綻してしまいます。
つまり、“未来”を見据えて、
“一番大切なもの”を見据えて、
最も譲れない“あれこれ”を
守っていくことが大切なんです。
人間は、踏ん張り時である時以外は、
プレッシャーに真っ向から立ち向かうのではなく、
プレッシャーを“逃がす”道も整備しておかないと、
心が崩れてしまいます。
同じように、堤防設計も“信玄堤”的な設計が、
見直されることが必要な時代が
来ているのかも知れません。
国土交通省の皆さん。
国会議員に地方自治体の議員の皆さん。
地震よりも身近な“台風”“水害”の対策にも、
しっかり力を注いで頂けますよう、お願い致します。
MAC-21
そう。そう。
今までの“常識”を打ち破らなくっちゃ。
あなたとの大切なあれこれ、
しっかり守り抜きますぞ(o^-')b。