夜行バスを愛する人間より。 | ~全ては、あしたの笑顔のために(^-^)~        MAC-21と「ぼちぼちいこか?!」
こんばんは。



夜遅くにお堅い話でスイマセン。



さて、ご存知の方も多いと思いますが、
先日、関越道にてツアー夜行バスが防音壁に激突し、
7人の命が奪われるという、
悲しいという言葉で片付けられない事件がありました。




死ななくて良い人の命が、
あっけなく奪われるコト以上の辛い出来事はありません。





さまざまな要因が重なっておきたこの事故ですが、
僕が感じる最大の要因は、
国が、ツアーバスに対して、
規制を緩めすぎていた……この一言に尽きます。





公営、もしくはJRバスのような“元公営”のバス会社以外は、
営利を重視しますので、
採算を合わせるために、
削るところはとことん削ります。





しかし、現場上がりの経営責任者がいない会社では、
現場にとって欠かせない“大切なもの”まで、
削り取ってしまう可能性があります。




一歩間違えれば、交通機関にとって、
必ず守られないといけない

安心


まで、剥ぎ取るような“リストラ”が、
行われてしまうことだってあるのです。





経費節減が理由ではありませんが、
安心が損なわれた事件として思い出されるのが、
JR西日本の尼崎脱線事故があります。



乗務時の失敗に対する過剰な指導により、
心のバランスを失った運転手が、
列車の運転のバランスまで崩してしまい、
猛スピードでカーブに突っ込んだ結果、
106人の乗客の命と運転手の命が押し潰されてしまった、
そう、あの事件です。





ただ、この尼崎脱線事故には、
今回のツアーバス事故と同じ、
重大な理由もあります。





それは、もっとも大切にしなくてはいけないハズの
利用する人々を気持ちを無視して、
経営陣や上層部には、ほんの目先のコトしか
見えていないということです。





交通機関に課せられた使命は、
利用する乗客からお金を徴収する代わりに、
目的地まで無事に運び届けるというコトです。




荷物を運ぶトラックが、
万が一積み荷を落下させるなどして、
使い物にならなくなってしまったとしても、
代わりの品物を用意するか、
その分の代金を弁償すれば済みますが、
人の命には、代わりとなるものが存在しません。





つまり、何気なく走っているように見える
通勤電車や駅へ向かう路線バスの運転手や車掌、
そして、電車やバスを整備管理する人には、
利用する人数分の命を預かる義務が生じるワケです。






尼崎の事故の場合は、
運転手のメンタル面を、
今回のツアーバスに関しては、
運転手の体調面を、
一切考慮していなかったコトが、
大きな事故に繋がりました。






しかし、こんな当たり前のコトを意識できない、
目を向ける余裕がなくなってしまうのは、
不況の世の中では悲しいけれど、自然の摂理。




しかし、どの会社も経営が苦しくなっても、
自ら進んで“計画倒産”をしたくないのも、
これまた自然の摂理です。





だから、無理無理して“経費節減”に走るんです。





そこで、そのような“暴走”を防ぐためには、
国は、法律を厳しくしなくてはいけません。




それが甘かったから、
“グレーゾーン”な安全性の会社があふれ、
結果、このような事故がおこってしまったように思います。






……………………。





さて、今の法律によりますと、
ツアーバスで“ワンマン運転”可能な距離は、
670㎞となっています。



この妙な670㎞という距離、
ディズニーが好きでたまらない大阪在住の方なら、
何となく分かっていただけると思います。




実は、東京と大阪の間が、おおよそ600㎞あるんです。




すなわち、670㎞という距離は、おおむね『東京⇔神戸』間、
『大阪⇔千葉(もしくは埼玉)』にあたるワケです。




日本の中で、もっとも流動が多い区間を
ツアーバスの走行を可能にさせるために、
このような“キリの悪い数値”に
定められたように思えてしまいます。




法律は異なるものの、
東京と大阪に路線バスを走らせている
JRハイウェイバスは、
ちょうどまん中に位置する
静岡県の浜名湖サービスエリア近くの三ヶ日に、
ドライバーの詰め所を設け、
必ず交代させるようにしています。



300㎞ほどを4時間強。

これ以上ワンマン乗務させるのは厳しいというコトを、
この事実は示しています。




他にも、ワンマン乗務の一日辺りの時間は9時間だと、
この法律では定められています。


しかし、朝から夜まで運転しても、
日が暮れてから翌朝まで運転しても、
9時間という基準は同じです。




しかし、よほど“昼夜逆転”なライフスタイルが
身に付いてしまった方以外の皆さんにとって、
真夜中の運転の方が疲れやすいというコト、
皆さんの常識ですよね。




こんな常識を、法律は反映していないんです。




これぞ、杓子定規です。




現場の実情が反映されていません。





………………………。




国が法律をゆるゆるにして、
ツアーバス運行会社を野放しにし過ぎていたため、
このような事故に繋がってしまったコトは明らかです。



乗客の命を守ることは、
乗務員の命、そしてバス会社の命も
守ることになるワケですから、
しっかりと野田政権のうちに、
速やかに現状に即した法律が出来ますコトを
ねがうばかりです。








最後に。

日本で暮らしていくにあたって、
夜行バスほど便利な乗り物はないと、
僕はいつも感じています。



ただ、眠っている間は“無防備”になるので、
日中を走るバスで事故に遭うよりも、
怪我の度合いも高くなります。




だから、なおさら“安全”“安心”が大切なんです。




安全対策に費用がかかり、
多少乗車チケットが値上がりしても仕方ありません。



誰もが安心して利用できる夜行バスが増えること、祈っています。






長々と失礼しました。

そして、最後まで読んでいただきまして、
ありがとうございました。





MAC-21





よい子のみんな、
よい子の見本となるべき皆さんへ。

いくらゴールデン・ウィークとはいえども、
夜更かししてはいけませんよ。笑