~このエントリーは
個人的に水野敬也氏について強い憧れを持っているため同氏の代表作である《夢をかなえるゾウ》についてどうしても書きたくなって書きました。~

(本・著者の詳細、物語のあらすじはAmazonのレビューや書評ブロガーさんの記事を読んでもらう方がわかりやすいと思いますので割愛します。)



僕が最も感銘を受けた場面

それは、物語の序盤で

【主人公がガネーシャと契約を交わす

この場面こそ全てだと感じています。



具体的には

「今からワシの言うことをたった一度でも聞かんかったら、もう一生、何かを夢みることなく、今までどおりのしょうもない人生をだらだらと過ごして後悔したまま死んでいきます、いう誓約や。」(中略)「全然モノにならんかったやつから『希望』集めて、筋のええ子に全部あげてんねん。」(文庫版P.21~22より引用)

という場面です。

これは、


「人間が変わるには、圧倒的な強制力と想像できる恐怖が必要。」


と言うことです。


この作品に限らず、多くの自己啓発書に書かれている成功方法を読んでも、実行して継続する人が極端に少ないのは

「誰からも強制されない。」

「やらないでも恐怖がないい。」

からではないでしょうか。


例えば

「毎日歯を磨きなさい。さもなくば虫歯になり痛い目を見た上に医療費もかかる。さらにひどい口臭により他人から嫌われます。」

と言われれば、毎日歯磨きを続けるでしょう。実際、歯磨きが簡単に習慣化できるのはこの恐怖がわかりやすく理解できるからです。

しかし、

「靴を磨け!さもなくば貧乏になる。」

と言われても強制により想像できる恐怖の因果関係がイマイチ理解し辛い。
だから、習慣化が難しい。


この物語の主人公が変われたきっかけは

【「今後一切の夢や希望を奪う。」と神様が言っている】

と言う恐怖だったのではないでしょうか。


文庫版P.26~27に【本書の使い方】というのがあります。ここには「読者にも物語の主人公と同じ契約をした上で続きをお読みください」と取れる注意書きあります。


この作品を読んで

「何かを始めよう」と奮起した人もいるでしょう。

「まあまあ面白かったな」といって流している人もいるでしょう。

「クッソつまんねぇ」と酷評している人もいるでしょう。

いずれにしても、読み進めたということはガネーシャと契約を交わしたということになります。

初版から8年で約200万部を売り上げ、人から借りて読んだ人や中古で買った人を含めるともっと多くの人が契約を交わしています。


途中で諦めた人や、はなからバカにしている人たちの夢や希望がガネーシャの元にたくさん溜まっているのではないでしょうか。



もし、自分が「夢や希望を奪われる」恐怖心から物語の教訓を実践できれば、
今の自分を変えることができるはずです。



≪追伸≫

このエントリーを書くにあたって僕と同じ意見を持っている方がいるかどうかを調べようとして

【Amazonのレビュー831件(2015.5.29現在)をすべて読む】

を下準備として自分に課しました。
しかし、400件くらい読んだところで同じ意見の人がいなかったので、やや勇足ではありますが書かせて頂きました。
同じ(もしくは近い)考えの方は僕と気が合うかも知れません。