このページでは【参照面】という概念に関する詳細な解説を載せています。

 

長文なのでじっくり読んで頂きたいと思います。

 

ご質問・ご感想などありましたら、コメント等気軽にお寄せください。


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■目次

【参照面】とは何か

【参照面】名前の由来

【参照面】定義①

【参照面】事例1~3

【参照面】観点と概念の関係

【参照面】考え方の集合として

【参照面】哲学的な背景

【参照面】定義②概念の集合として

【参照面】事例①多様な観点②様々な学問

【参照面】から【概念空間】へ

【参照面】概念の意義

【参照面】における【概念の不足状態】

【参照面】思考のシステムにおける役割と課題

【参照面】【テキスタイル】概念の導入

 

 

じめに

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■【参照面】概念の解説

 

これから【参照面】という概念について解説していきたいと思います。

 

これは私たちが物事について思考する際に、多様な視点・観点・切り口等から問題を眺め、より自由度の高い思考を展開するうえで役立つ新しい概念です。

 

 

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【参照面】定義①

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■【参照面】の定義

【参照面】には幾つかの重要な定義があります。ここではまず、この概念を理解するための最初の入り口として重要な第一の定義を紹介したいと思います。

 

 

【参照面】とは、物事に対する多様な視点・観点・切り口等の集合である。

 

 

【参照面】は、まず概念の分類で言えば一種の「集合概念」であると捉えることができます。

 

【参照面】とは、「物事に対する多様な視点・観点・切り口等の集合」を意味します。

 

以下は参照面のイメージ図です。↓↓
 

■【参照面】イメージ図

 

上図における青色・赤色・白色・黒色の各点は、物事についての多様な視点・観点等を表現しています。

 

そして、この【参照面】の第一の定義には続きがあります。

 

 

【参照面】とは、物事に対する多様な視点・観点・切り口等の集合から構成された理念的なページ・平面(あるいは立体)である。

 

 

【参照面】とは、「我々が物事について眺める際にとりうる多様な視点・観点等の集合であり、またこれらの集合から構成された理念的なページや平面」を意味します。

 

つまり、【参照面】は集合概念であると同時に、平面または立体的なものを指す幾何学的な概念でもあるのです。


この第一の定義については、以下の動画でイメージを掴んで頂けると思います。

 

 

※補足

【参照面】の第一の定義には、「物事に対する視点・観点・切り口等‥‥」という風に少し曖昧な表現が含まれているが、この緩やかな定義は意図的なもので、状況に応じてさらに具体的な意味規定を施す余地を残すためのものである。

 

これにより、この概念を我々が思考するすべての文脈(コンテクスト)・シーンで活用できるようになる。初めからあまりに厳密な定義を行うと、それは概念の固定的な捉え方に繋がり、この概念の持つ汎用性や柔軟性を妨げてしまうことになる。

 

基本的な定義をある程度緩やかで広いものにすることで、この概念がもつ本来の有用性が十分に発揮される。この概念自体が漠然としているものである訳ではないので注意して頂きたい。

 

 

【参照面】事例①

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第一の定義を用いた参照面の構成の事例を幾つか挙げたいと思います。

 

■事例①立方体についての【参照面】

 

サイコロのような立方体の物体について、参照面を構成することを考えます。

 

参照面とは、事物に対する視点・観点等の集合のことであり、この場合、サイコロを眺める多様な視点の集合から構成された平面を参照面として考えます。

 

サイコロについての眺め方として、例えば以下のような視点が考えられ、これらの各視点が参照面を構成します。

 

 

【参照面】={上からの視点、横からの視点、斜めからの視点、下からの視点etc...}

 

あるいは、

 

【参照面】={1の目が見える視点、2の目が見える視点、3の目が見える視点、「1と2と3の目」が見える視点、「4と5と6の目」が見える視点etc...}

 

 

 

■事例②【参照面】富士山に対する

 

 

 

■事例③太陽についての【参照面】

 

この第一の定義は、あらゆる対象に適用することができます。例えば、太陽系における太陽を眺める【参照面】を考えてみます。

 

惑星のレベルで考えれば、太陽という天体は、地球からも、火星からも、土星からも眺められるでしょう。つまり、以下のような【参照面】を構成することができます。

 

【参照面】={水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、、、}

 

生物のレベルで考えれば、例えば地球に住むあらゆる人間は、各々が太陽に対して異なる位置を占めているので、70億もの観点となっていると考えられます。

 

このように、人間等の生物から構成された【参照面】を考えることもできます。

 

【参照面】={すべての人間}

 

■事例④アポロニウスの円錐

円錐は切り取り方に応じて円・楕円・放物線・双曲線の断面が生じますが、このような「切り口の集合」あるいは「各切り口に対応する(を見出すような)視点・観点」を考えることができます。これらもまた参照面を構成します。

 


 

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【参照面】とは、このような多様な視点・観点の集合を考え、整理するための概念であり、非常に汎用性が高くあらゆるものに適用できる考え方です。

 

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【参照面】定義②概念の集合として

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第一の定義を起点として、さらにより重要で発展的な第二の定義を導くために、ここで観点と概念の関係について簡単に触れておきたいと思います。

 

 

【参照面】という概念を理解するうえで最も重要な洞察の一つは、「物事に対する視点・観点・切り口等は、概念そのものであるか、概念によって媒介あるいは表現されるものである」というものです。

 


【参照面】定義②概念の集合として

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物事に対する視点・観点・切り口等は、概念によって表現または媒介されるものであるという洞察を通じて、【参照面】の入り口としての第一の定義から、さらに重要な第二の定義を導くことができます。

 

 

【参照面】とは、物事に対する多様な視点・観点・切り口等を媒介する概念の集合から構成された、理念的なページ・平面・立体である。

 

 

この第二の定義が示しているのは以下の2点です。

 

1.【参照面】とは概念の集合に他ならないこと。

2.【参照面】を構成するすべての概念は、各々が物事に対する多様な視点・観点・切り口等を表現している。

 

先ほど登場した図における各点は、第二の定義に照らせば物事に対する多様な視点・観点等を表現または媒介する概念である、ということになります。

 

 

 

【参照面】事例①

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■多様な視点・観点・切り口の集合

 

物事について考えるとき、例えばこのようなことを大事だとお考えになったことがあるでしょう。

 

「状況を俯瞰してみる」「論理的に考える」「科学的に考える」「中・長期的な視点で分析する」「マクロ・ミクロ両方の点から分析」「様々な立場の人の視点を取り入れる」etc...

 

【参照面】という概念は、まさにこのようなあらゆる多様な視点・観点等の集合から構成されるものです。

 

【参照面】={超越的視点、巨視的(マクロ)/微視的(ミクロ)的視点、

短・中・長期的視点、論理的視点、科学的視点etc...}

 

 

■【参照面】学問的な視点・観点等

 

どのような問題に対してであれ、様々な学問からの異なったアプローチで分析することが考えられるでしょう。それゆえ、多様な学問の切り口から構成された参照面が考えられます。

 

また、参照面とは概念の集合から構成されるものでもあるため、実際には多様な学問の無数の概念から構成された平面・立体として考えることができます。

 

【参照面】={多様な学問の概念群}

 

【参照面】

 

 

■ウクライナの戦争

 

ウクライナの戦争についても実に多様な視点・観点・切り口が考えられるでしょう。

 

国家レベルで言えば、どの国家の視点から見ても異なる利害関係が浮かび上がります。そのため、「ロシアからの視点、ウクライナからの視点、アメリカの視点、、」等と様々な視点・観点が考えられるでしょう。

 

【参照面】={ロシア、ウクライナ、ヨーロッパ、アメリカ、中国、北欧、アフリカ、日本etc...}

 

分野別に捉えると、例えばこのような視点が考えられるでしょう。

 

【参照面】={政治的、経済学的、金融的、言語的、国際法的、地政学的、歴史的、文化的、哲学的、統計学的etc...}

 

 

 

■【参照面】うつ病に関するもの

 

※後日追記

 

 

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【参照面】概念の意義①

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【参照面】という概念は、幾つかの重大な哲学的な意味を含んでいます。


【参照面】という概念によって、物事について一面的な見方、主観的な見方、固定的な見方等に囚われず、多角的な視点・観点・切り口から眺めることを原理的に保証することができるのです。


【参照面】という概念によってこの2つが保証されます。


①自覚化

一人称的、主観的な視点を自覚し、抜け出す

②相対化

多様な視点・観点・切り口の相対化


これがこの概念の最大の意義であり、私がこの概念を開発した理由でもあります。



【参照面】概念の意義②

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次に社会的な意義についてお話したいと思います。

 

足;【参照面】から【概念空間】へ

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第二の定義によって、【参照面】は概念の集合から構成されるものであることが判明しました。ここでこの概念は、さらに上位の概念に包摂されることになります。【参照面】を包摂する上位の概念を【概念空間】と呼びます。

 

【概念空間】とは、無数の概念が相互に関係を結びつつ浮遊する空間のことです。

 

 

【概念空間】とは、無数の概念が相互に関係を結びつつ浮遊する理念的な空間である。

 

 

【概念空間】とはあらゆる概念が浮遊する空間であるため、概念の集合としての【参照面】はこの空間に統合される訳です。

 

【参照面】の解説から離れすぎてしまうため、ここでは詳述できませんが、【参照面】が【概念空間】の中に統合される、という考えは特に重要です。

 

というのも、【概念空間】のどの部分を切り取っても、特定の【参照面】と見做すことができるからです。

 

 

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以下は後日追記します。

 


【概念の不足状態】

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【参照面】に新しい観点を加える方法

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①既存の概念を用いるルート

②未知の概念を創造するルート

原概念を用いる方法


【参照面】と哲学

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この概念は、ライプニッツのモナドロジー的な世界観と親和性が高い。また、この概念がとる立場はパースペクティズム(遠近法主義)に近いと言える。