そんなブラック生活が続いていた頃

母目当てのお客様が増えて来た

誘えば 仕方なくOKせざるおえない

売り上げの事を考えての事だと思うけれど

そんなお客に 数百円の価値があるのかと思う所もある


数百円の為に 自分の時間と自分の身体目当ての男が

毎日来た所で 売り上げのひと粒だけれど

母には 生活の糧


私には バレエのお稽古代と少しのお小遣いがバイト代だった


ある日から 突然就職を考えろと 母から言われた

それが何故なのかは

未だ謎のまま


母との生活から考えると

その頃アパートに連れ込む男性がいたから

私はアパートに帰る事が嫌だった

眠る時間も大切だけれど

また男で 厄介事が増える事も嫌だった


多分 その男の言葉だったのだと思う


私は 歯医者に就職した

歯科助手何をするのかも解らないまま

色々先輩に教えてもらった

先生も優しい先生で

色々指導して下さった


歯の形を取ってからの工程も面白く 

こうなっていたのかと色々学ばせてもらった


歯の形から 石膏を流し込み形を作る 

それも練習させて貰えたが

歯科技師から酷く怒られた事があった

空気が入ると形がきちんと取れないと

知らない私はこっぴどく怒られた


それに 腹が立ちとにかく練習させてもらった

何度も何度も練習し

誰より綺麗に形を取る事が出来た時は

怒っていた歯科技師から

技師にならないかと言われたが

興味が無く 言葉を濁した


今思うと 

技師になれば結構なお給料だったのに

残念な事をした


これも縁なのだろうけれど

そんな歯科でも突然 

歯科衛生士の先輩が結婚をしていき

助手の2人になってしまったが治療を止める事も出来ない


衛生士と同じ事をしながら

次の衛生士が就職するまでの期間酷く忙しく 

それでいて 知識と技量は増して行った


卒業直ぐの衛生士よりも経験がものを言ったくらい数をこなし 

素早く終えるから

先生からも 早く終わらせる為に助手の私達にと言われる

と衛生士達は 

気に食わないのは解ると言う事で

もれなくいじめが始まる


とは言え 逃げ場はあった

石膏とひたすら向き合う事

事務の仕事など


けれど いじめに飽き飽きしていた私は

辞める事を考えていた

先生に告げると感づいていたらしく

「いじめか?言ってやろうか?」と奥様にも言われたが

ややこしくなるので私が辞める事で落ち着くなら辞めさせて欲しいと告げた


その頃 いじめの本人達はドキドキしていたようで

私達のせいか?とそれを先生に言ったか?と聞いて来た


明らかに自覚がありますと言っているようなもの

これも 面倒なので何も言っていない 辞めるだけだと言った


とにかく 女の嫉妬や噂話も私には よく解らない

その人の悪い所があっても自分も同じく悪い所もある


人の噂は 噂でしか無く真実ではない

それを あれこれ話して人を傷つける事で憂さ晴らしするのは何故なのか?

傷つける事を なんとも思わないのか

理解が出来ないのだ

同じく いいところと悪いところがあり嫌な事も良い事もある

冷静に 理解しあえたら何事も無く お互いに分かり合えるだろうと思うのだけれど

何に争い 何に勝ちたいのだろう?

そんな事を思う中

仕事を辞め 次の仕事を探したが 

何処でも同じく自分が優秀である事を示したいのだと

そして憂さ晴らしがしたいのだろう事が解った


朝5時起きからの出勤から開放された

交通機関が車でしかないこの場所は

歩きでは無理だと


とりあえず 免許を取る事にした

バスも時間通りに来ないから困る事がよくあった


住む場所が変われば色々変わる

子供の頃からバスは時間通りに来るものと思っていたけれど


引っ越しで 色々学ばされた

車の免許を取らなければ何も出来ない事


なので車の免許を1番に考えての生活ルーティンを作る事になる


ここまで書き解った事は


いじめる人達の事がよく解らない事


そして大きくしこりになっているのは

やはり男性の事

自分の欲求を 身勝手に満たそうと考えている事

妻が居ながら 他の女も欲しがる

そして女は 妻がいるのを知って良い所だけを見せる男に惹かれる事


実際の男の正体が

どんな男か見破れば 傷つける人は少なくなるのに


それと1番は 

母の言う事は 何があっても 聞かなければならない事

後で更に面倒くさくなるから


少しづつ 自分の整理が出来てきたけれど

その自分に腹が立つくらい

自分を貫けない事

客観的に考えれば

(仕方なかったよね)と言ってあげれるかも

心のしこりは書く事で少しは 和らぐだろうと思いたい