私のおばあちゃんは

おとぎ話のような人です

おばあちゃんは
神戸の貿易商の娘だったそうです

お嬢様で
ばぁやがいて
お外も1人で出ない人

お部屋から
のんびりお外を眺め
とにかく のんびりした人

現実世界から
少し離れた所にいるような

おじいちゃんが
外を眺めるおばあちゃんを
一目惚れしたそうで
毎日 バラの花を1輪送って
突然に おばあちゃんのお家に
結婚のお話しをしに行ったと
ききました

私からすると
リアルに宝塚のお姫様がいた
ような

お姫様でした

夏休み
遊びに行って
公園におばあちゃんと行くときも

お姫様とお散歩に行くような

不思議体験をしている気分でした

おじいちゃんが入院した時に
おばあちゃんは
戸惑う事ばかりだったのでしょう

毎日 母が
一緒に病院に行くので

お家のお手伝いは
私の役目でした

同居になった時は

よくピアノを弾いてと
おばあちゃんがソファーに座って
私のつたないピアノを
楽しんでくれていました

そして
どこか浮き世離れしている
おばあちゃんとの
お話しする時間は
なんとも癒やされる時間

嬉しい事に
私も少し おばあちゃんに似て
のんびり屋さんで
夢見る 夢子さんと
母に言われるくらい

空想好きで

周りからみると
おばあちゃんに似てると
言われ
喜んでいます

何かの時に
おばあちゃんの若い時の
写真を見ました
とっても綺麗で
少しエキゾチックな顔立ち

おじいちゃんが一目惚れしてのも
うなずけたくらいの
美人さんです

少し血をもらっている
それも とっても嬉しい事

身近にお姫様

それが
おばあちゃんからの
プレゼントのような気がします

守られていい
それも
プレゼントかもしれません