旅のスケッチブック

21か国、4大陸、147日かけて巡った旅

過ぎし日々を静かに振り返った

 

見たことのない景色に心を動かされ

様々な人との出会いに感謝した5か月だった

 

出あいは偶然かもしれない

けれど、その一瞬が心に残る

 

You made my day.

 

北米の記憶 ――

アルカトラズ島から始まったグランマの世界一周の旅

 

ともに旅した友人は

今年1月、突然天国へと旅立った

 

陽の当たるサンルームで楽しんだおしゃべり

「また話そうね」という願いは、もう届かない

今は、ただただ悲しくて、寂しい

 

――

グランドサークルツアーで訪れたモニュメントバレーや

アンテロープキャニオンの造形美

 モニュメントバレー

 

 アンテロープキャニオン

 

グランドキャニオンの夕日と朝日

言葉を失うほどの光景だった

 夕日

 

 朝日

 

ツアーガイドのNagata-san

ハンドルを握りながらの細やかな気配りに、何度も心が動いた

 

南米の記憶 ――

雨のマチュピチュ

 

寒さに震えたウユニ塩湖

 

クスコ、マチュピチュと、行く先々で会ったPennyとRuben

ウユニ空港では、顔を見合わせたとたん

「Destiny!」と駆け寄ってきた

ともにツアーをまわることに

 

塩のホテルCasa de Salでは翠子さんと出会い

ラパスでランチ

日本語は久しぶり

旅の情報交換と占いの話に花が咲いた

 

イグアスで出会ったガイドのCharles

話してみて、こころが通じると感じるとき、時間の長さは関係ない

また会える日を、夢見ている

 

リオデジャネイロの宿はブティックホテル Casa Jomo

ホストの Dacia も忘れがたい

日本びいきで、彼女のお母さんが作る朝食は毎朝楽しみだった

 

 

Daciaが紹介してくれた Ernest 

ガイド、学生、父親の3役をこなす

一生懸命に生きる姿にこころからの応援を送りたい

 

南米からヨーロッパへ ――

スペイン行きの機内で隣の席に座ったBerry Caplan

 “Law & Order” や “NCIS” を手がけるTVディレクター

グランマも大好きで、よく見ている

唐突にハンドクリームを渡されて戸惑ったけれど

こういう出会いも旅の醍醐味

 

「暮らすように旅する」 と

1ヶ月暮らしたスペインの小さな漁村ベルメオ

 

ベルギー‐オーストリア‐チェコ‐スロバキア・・・

足で観て、五感で味わったヨーロッパの街

 

日本語を教えていた生徒Adrianとはフランスで再会

なつかしさで胸いっぱい

 

お嫁さんの実家があるイギリス・ロチェスター

暖かく迎えてくれたことに感謝

 

背中の痛みに耐えながら歩いたポーランド・アウシュビッツ強制収容所

たくさんの「救援物資」をドイツから持って来てくれた元同僚のShiro君

優しさをありがとう

  

 

玉置浩二の「行かないで」が心に刺さったマヨルカ島でのドライブ

ピエロギとパエリャ、また食べたいね

 

マヨルカ島行きが悪天候でフランクフルトに緊急着陸

後ろの座席にいたロシア人のIrena

「I want to be with you ―― “let’s together”」と

荷物が届かなくて不安いっぱいのマヨルカ空港

最終便で到着したと聞いて「よかった~」と安堵

 

歩き疲れて座ったブダペストのベンチ

ふと言葉を交わしたスイス人のHans

日本に共通の知合いがいたという不思議な偶然

まるで導かれたような出会いだった

一緒にカミーノを歩くことができたらいいねと話して別れた

 

スペイン・バレンシアでは、財布とカードを擦られた

気温41℃。思考も溶ける暑さの中で

「油断大敵」と自分を戒めた日

 

トルコツアーで出会ったAprilは、まるで娘のような存在

生きていれば、一緒に旅したことだろうと、しみじみ思う

 

薄もやの中、ゆっくり明けて行くカッパドキア

眼下には奇岩群

ゴンドラからの朝日は、幸福の予感だった

 

アフリカの記憶 ――

ブートキャンプのようなキャメルライド

尻の皮も悲鳴をあげたサハラ砂漠

 

迷路のようなモロッコのメディナで感じた恐怖

シェフシャウエンの青い街では

まるで、Alice in Wonderlandの世界に迷い込んだようだった

 

エジプトでは珍しい女性ガイドのShaimaa

シングルマザーのたくましい生き方に、胸を打たれた

たくさんの「Wow」をありがとう

 

世界一周最終訪問国、ヨルダン

感動で締めくくった3日間は、忘れがたい

 

寡黙だけど優しさあふれるガイドのMohammad

ブラブラ歩いたアンマン市街

冷たいサトウキビジュースが身体に染みわたった

最終日、空港で

「皆にこうしているわけではないよ」とサンドアートボトルのお土産

うれしかった~

 

長いようで短かった5ヶ月

出会った人々と、こころに残る風景

それらはもう、こころの引き出しの中にある

 

―― そしてきっと

ふとした瞬間に開いては

グランマを少しだけ優しくしてくれる