幻家post

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アイスクリーム時々寄り道

数年来の憧れだった。友人に連れられて、満を持して訪問、果林樹。

札幌市南区、真駒内から芸術の森方面に向かう道の途中にある、酒屋。

店内には酒ももちろん置いてある。が、客はほぼジェラートを買っている。

 

券売機の強気値段に一瞬怯むが、まさかここで帰れないので、ダブル。

フレーバーに目移りしてまた悩む。酒味はさらに課金必要で、諦めた。

かぼちゃプリンと、やきいも(種子島安納芋)、なぜか秋っぽい組み合わせに。

 

スプーンひと口、おこっぺミルクをおまけしてくれた。さっぱり王道の味。

芋は焼いてある感じは不明だが、自然の柔らかい甘さで旨い。

かぼちゃは、下にカラメルソースが仕込まれてプリン風になっている。

 

カラメルは甘くて個人的には不要、かぼちゃだけで十分美味しい。

ジェラート自体の練りもよく、色々凝っているのはわかる。

セレブな気持ちを味わえて、満足。立地やコスパも含めると、再訪は難しそう。

 

お藤さまの、おなぁりぃ・・・

と、脳内で声が響く。ははあ、と正座せねばならないような迫力。

凄すぎて、笑えてくる。お初にお目にかかります、天神藤。

 

札幌地下鉄南北線の澄川駅と南平岸駅の中間あたりにある、天神山緑地。

標高89mの小高い山に、神社や公園設備があり、緑がいっぱい。

その一角に鎮座する藤は、北海道最古と言われている。五月中旬で満開。

 

鉄骨?の棚にふっさふさの花を垂らして甘い香りを放つのは、一本の木。

バレーボールコートがすっぽり入りそうな広さ。みっしりして中は薄暗い。

この辺に開拓に来た人々が移植したとされ、樹齢二百年以上。ははあ。

 

奥にある背の高い一本も珍しい気がするが、皆の注目はやはり棚のほう。

ところで日本最古は、と調べてみたら埼玉の牛島の藤が樹齢千二百年だとか。

なあんだ、天神藤さま、藤界ではまだ若手。急に親しみが増した。

 

ぷぉぉぉぉ…と、脳内で汽笛を鳴らす。

気分はD51、実際はワンマン列車で、安平(あびら)町へ。

車窓から菜の花畑を眺める。タンポポやヒマワリとは違う、強い黄色。

 

対面のおじさんの足元には、パンパンのエコバッグが二つ。

長ネギがはみ出し、黒棒やクッキー菓子、揚げ物総菜パックも丸見え。

景色など見ずにスマホを操作していたおじさんは、無人駅で降りて行った。

 

安平町の菜の花まつりは16日から来月1日まで。

今年公開されている畑は四か所で、拠点の道の駅から一番近くても1.5kmある。

途中まで歩いてみたが、結構な田舎道と寒さに萎えて断念した。

 

D51展示が売りの道の駅だが、そこが開く前の、朝。

やはりこの辺は車でないと不便だが、鉄道旅も好きだ。

などと友人宛の葉書に綴る。昔の菜の花柄を含めて切手も四枚、貼った。