よく行く100円ショップが4ヵ所あります。
そのうち、毎週行く2ヵ所で興味深いことに気がつきました。(仮にA店、B店とします)
実際の店名を伏せますが、2ヵ所ともそう遠くない所にあります。
どちらも当然ながら扱っている商品は同じようなものですし、お店の規模もだいたい同じです。
私から見て客層もほとんど同じです。
なのに、なぜかB店では
「母親が子供を大声で怒鳴り子供がギャン泣きする」という光景を頻繁に目にするのです。
これは一体どういうことなんだろう?と不思議に思いました。
昨日もB店で「またか…」と思う親子がいました。
母親は30歳前後ぐらい、二人の女の子は5歳、3歳ぐらいに見えました。
突然母親が3歳ぐらいの子に「あんたが○○だから××なんでしょうが!!!いい加減にしな!!!」と怒鳴り始めたのです。
店内にお客さんもたくさんいたので、一瞬シーンとなりました。
それでも母親はずっと大声で叱りつけ、しまいに二人の子供を追いたまま店舗の奥に行ってしまいました。
二人ともその場に立ち尽くしていて、叱られた妹は目に涙をため、お姉ちゃんの方もどうしよう…と言葉を失った感じで、本当に可哀想だなと思いました。
それからまもなく妹が「ギャー」と泣き出し、お姉ちゃんも涙目に。
またしても母親の怒鳴り声が店舗の奥から聞こえてきて、私は居たたまれなくなってお店を後にしました。
なぜかこうした親子をB店ではよく見かけるのです。
A店ではここまで怒鳴りギャン泣きする親子は見たことがありません。
たまたまなのかな?とも思いましたが、私はあることに気がつきました。
よく考えると、この2つのお店に大きな違いがありました。
◆A店は陳列棚が広めにゆったりと設置されている。照明が明るい。窓から自然光が入る。
◆B店は陳列棚どうしが狭く、ごちゃごちゃしている。照明が暗い。窓がなく閉鎖的。
つまり、
今ここで怒鳴ったらちょっと恥ずかしい、場違いだと感じる雰囲気なのがA店なのです。
対してB店は、怒鳴って子供がギャン泣きしても平気だと思わせてしまう。
こうしたことから推測すると、
B店の方が
叱りたくなる
怒鳴りたくなる
イライラする
そういった状況を誘発しやすい売り場ではないかと思うのです。
A店で同じような状況(子供を叱りたくなる)になったとしても、お店の雰囲気からそこまでエスカレートしないのではないかと思いました。
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環境が人をつくる、と言いますが、
昔ニューヨークの地下鉄で犯罪が多発していたのを、ゴミを無くし落書きを消して綺麗な環境に整えたら犯罪が激減した話は有名です。
またゴミの出し方を見ればその地域が分かる、とも言われます。
それぐらい人間と環境は密接な関係があるのです。
公共の施設、お店、会社、学校、街の雰囲気、そして自宅。
やはり、より良い環境に整えていくということが大事なのだろうと思います。
そして、子育てが大変だなのは私も経験済みですが、人前で感情のまま怒鳴るのは本当に止めていただきたいと思います。
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