弟が生まれたのは私が六歳の頃
その一年前に、もう一人弟が生まれるはずでしたが
臨月に死産してしまいました。
弟が生まれた当時、その顔立ちとまつげの長さから
近所のおばさんたちに、よく女の子に間違われたものです。
当然、家庭も賑やかに…のはずが
私はちやほやされる弟に嫉妬していたのと
一度抱っこしたときに、あまりにもぐにゃぐにゃするので
弟を落としてしまい(あの日から俺は馬鹿になったとずっと言われ続けております)
わざとじゃないのに、両親に物凄い勢いで怒られ
父には頭をひっぱたかれました。
その日から、私の中に両親にではなく
「こんなやつが生まれてきたから私は殴られた」
と、弟に対して憎悪の念が生まれたのです。
私が弟のことを本当に大切に思うようになるまで
6年間、ずっと邪魔者にしていました。
何かにつけて除け者にしたり、無視したり
挙げ句の果てに
「弟なんて捨ててきて!お兄ちゃんが欲しかったのに!お兄ちゃん産んでよ(いや、無理だし…(ヾノ・∀・`))」
と、我が儘を言ってたそうです(母談)
今となってはあの(どの?)弟で良かったと、捨てられなくて良かったと(いや、有り得んし)思ってます(捨てたら犯罪やし(-_-;))
写真が時代を物語ってますね。
立て付けの悪い(大家さんごめんなさい)木の引き戸で
雨が降ると子供の力じゃ閉まらない
木が膨張するのと、下の戸車とレールの間に泥が挟まって、ジャリジャリ言いながら途中で動かなくなるようなオンボロ(大家さん、再びごめんなさい🙇)な家でした。
可愛い赤ちゃん(完全に姉バカです)ですよね。ほんと、もっと可愛がっておけば良かった(遅い?)と後悔しきりです。
兄弟っていいものですね(お前が言うか⁉️というツッコミはご勘弁くださいませ)