ふと、久々に『1・2の三四郎2』を読みたくなったので、昨日から今日まで、全6巻を一気に読んでしまいました。
『1・2の三四郎2』は、タイトルが示すとおり、『1・2の三四郎』というマンガの続編です。
『1・2の三四郎』は、30年くらい前のマンガで、学園モノ⇒スポ根モノ⇒プロレスモノと、話が進むにつれて、内容が変わっていきましたが、『2』は、前作からの継承ということで、全編プロレスモノです。
『1・2の三四郎』と『2』の間は、実期間にして、20年くらい離れていました。
その間に、実際のプロレス界も大きく様変わりをしており、新日本プロレス+全日本プロレスの2大巨頭時代から、中小あわせて10団体以上存在した、群雄割拠時代、かつ、のちのK-1やプライドに続くようなリアルファイトのハシリの時代へと変貌していた背景があります。
『2』はそんな時代背景が大きく影響しており、テーマの一つになっています。
『1・2の三四郎』から、作者の画力が大幅に向上しており、絵を見ているだけでも気持ちよい。
それに登場人物が、世の中にホントに居そうな、それっぽい顔の人が多く、変なリアリティがあります。
もちろん、話も面白いです(たしか、週刊誌に連載されていたのに、隔週連載という時間のかけようだったと思う)。
プロレスモノとは言っても、基本的にコメディ路線であることから、プロレスを知らない人でも十分楽しめると思いますが、前作『1・2の三四郎』を読んでから読むべきです。
ちなみに、『1・2の三四郎2』から、さらに続編がありますが、何故か『格闘探偵団』という探偵モノになってます。
これはこれで、結構面白いです。