7月2日(木曜日) 快晴 ベルリン 2015
今日は早起きして労働局へ
日本語で書くと硬い感じがするが
ハローワークと言って良い。
実際に求職者を客(Kunde)と
呼んでいる(その割には
対応は人によって違うが
特に中年層に横柄な人が
多い気がする)
失業保険他様々な労働に関する
手続きもする。
ドイツでは失業保険他も4段階に分かれていて、
規則もややこしく細い。
今回は、病気の為、就業不可能・
収入減少に伴うサポートの申請だ。
この制度を悪用する外国人労働者も
少くなく、給料の半分近くを
社会保障費や、健康保険で納める
義務があるドイツ人は、外国人に
対してかなり厳しい意見を
持っている。
私も、キッチリ5年間の最低年数の
税金を払う事で漸く期間・滞在目的
無制限のビザをもらう事ができた。
私の場合は、偶々家族のビザを申請しに行って
「あなた、ベルリン市民になったわね。おめでとう。
此れからも、キチンと税金を払って
市民の義務を果たしてね」と
担当のおばさまに云われて、
「えっ?本当に良いんですか?」と
アッサリ支給されたビザに余り
有り難みを感じることは、病気に
なるまで実感が無かった。
然し、問題が起こってみると様々な
市民としての権利を享受できる事が解る。
セイフティ・ネットが機能しているのだ。
労働局の次は、健康保険の会社へ
今回の入院に関する書類の提出。
そのまま、家庭医のプラクシスヘ
週末の必要な医療器具・薬の
レセプトを受け取りに。
途中で昼食。
実は去年、美味しいイタリア
アイス屋さんが有ったのだが
残念ながら撤退。
代わりに見つけた同じ並びの
イタ飯(今はこういう風には
呼ばないだろう)へ
「お昼やってますか?」と
声を掛けると
「あと10分だ」
と云う。
嫌味な感じでは無く、ソースか
何かが温まるのを待っている様子。
「じゃあ、カプチーノと何か
クッキーの様な甘い物
ありませんか。腹減って・・・」
と尋ねると、おもむろに昼のおすすめ
メニューをカプチーノを
サーヴした後、説明しだす。
「サーディン(イワシの小魚)を
食べたいんだけれども、
スパゲッティで有りますか?」
「じゃあトマトソースでペンネで
どうだ」
とテンポの良い返事。
「これはイケる。絶対旨いお店だ」
と確信。
「小さいサラダもお願いします」
と注文を済ませて待つ。
先づ出てきたのは、ブルスケッタと
バケット。
「バルサミコ酢と、オリーブ油を
ください」
と頼むと、お姉さんがニヤニヤしている
(塩と胡椒、バルサミコ酢オリーブ油で
食べるバケットは旨いのだ)
バルサミコ酢は甘みの強い小瓶に入った奴で
これも好みにピッタリだ。
とても小とは言えない量の
サラダのドレッシングを、バケット
で拭っていると、メインが良い
タイミングで出てくる。
熱々の皿から、トマトソースの
フレッシュな香りと、オリーブの実・
ケーパーの絶妙なバランスで
思わず顔を何度も近づけて
胸一杯香りを愉しむ。
「パルミジャーノ(も当然お前は)
要るだろう」
と聞かれお願いすると、削りたての
(わざと大きめの塊も入った)此れも
悶絶物の心のこもったサービスを
提供して頂く。
腹具合を見て、ティラミスを諦め
エスプレッソ・アマレット入りを
お願いすると
「コーヒーの中に入れて飲むのか、
それともそのまま、別々に飲むか」
聞いてくる。
「香りを愉しみたい」
と伝えたら、ビックリするくらい
気前よくアマレットが入ている。
(パンチが効きすぎて)
気持ちよく、暫くボーッとしてしまう。
会計を済ませてお礼を言い
「済みません、イタリアの南部出身
の方ですよね」
と声を掛けるとコックは
「シチリアだよ」
と少し誇らしげに言う。
「ヤッパリ、私シチリア大好き
なんですよ。私は日本の南部出身
小さな島なんです。サーディン
本当に美味しかった。また来ます」
とまた贔屓のお店を見つけた喜びで
足取りも軽く、次の予定へ。
M氏と9月までの予定の相談。
8月は、沖縄に帰ることを伝える。
薬局とクリーニング店へ。
途中アンティーク・ショップで
目を付けていた物購入。
すっかり草臥れて、アパートへ戻る。
歩き過ぎたせいか、就寝中何度も
こむら返り(足が攣って)で起きて
しまう。
途中で見つけた面白い物。
パトカーに
「此処は皆んなの歩道です。
あなたたちの駐車場では
ありませんよ」の張り紙

今日は早起きして労働局へ
日本語で書くと硬い感じがするが
ハローワークと言って良い。
実際に求職者を客(Kunde)と
呼んでいる(その割には
対応は人によって違うが
特に中年層に横柄な人が
多い気がする)
失業保険他様々な労働に関する
手続きもする。
ドイツでは失業保険他も4段階に分かれていて、
規則もややこしく細い。
今回は、病気の為、就業不可能・
収入減少に伴うサポートの申請だ。
この制度を悪用する外国人労働者も
少くなく、給料の半分近くを
社会保障費や、健康保険で納める
義務があるドイツ人は、外国人に
対してかなり厳しい意見を
持っている。
私も、キッチリ5年間の最低年数の
税金を払う事で漸く期間・滞在目的
無制限のビザをもらう事ができた。
私の場合は、偶々家族のビザを申請しに行って
「あなた、ベルリン市民になったわね。おめでとう。
此れからも、キチンと税金を払って
市民の義務を果たしてね」と
担当のおばさまに云われて、
「えっ?本当に良いんですか?」と
アッサリ支給されたビザに余り
有り難みを感じることは、病気に
なるまで実感が無かった。
然し、問題が起こってみると様々な
市民としての権利を享受できる事が解る。
セイフティ・ネットが機能しているのだ。
労働局の次は、健康保険の会社へ
今回の入院に関する書類の提出。
そのまま、家庭医のプラクシスヘ
週末の必要な医療器具・薬の
レセプトを受け取りに。
途中で昼食。
実は去年、美味しいイタリア
アイス屋さんが有ったのだが
残念ながら撤退。
代わりに見つけた同じ並びの
イタ飯(今はこういう風には
呼ばないだろう)へ
「お昼やってますか?」と
声を掛けると
「あと10分だ」
と云う。
嫌味な感じでは無く、ソースか
何かが温まるのを待っている様子。
「じゃあ、カプチーノと何か
クッキーの様な甘い物
ありませんか。腹減って・・・」
と尋ねると、おもむろに昼のおすすめ
メニューをカプチーノを
サーヴした後、説明しだす。
「サーディン(イワシの小魚)を
食べたいんだけれども、
スパゲッティで有りますか?」
「じゃあトマトソースでペンネで
どうだ」
とテンポの良い返事。
「これはイケる。絶対旨いお店だ」
と確信。
「小さいサラダもお願いします」
と注文を済ませて待つ。
先づ出てきたのは、ブルスケッタと
バケット。
「バルサミコ酢と、オリーブ油を
ください」
と頼むと、お姉さんがニヤニヤしている
(塩と胡椒、バルサミコ酢オリーブ油で
食べるバケットは旨いのだ)
バルサミコ酢は甘みの強い小瓶に入った奴で
これも好みにピッタリだ。
とても小とは言えない量の
サラダのドレッシングを、バケット
で拭っていると、メインが良い
タイミングで出てくる。
熱々の皿から、トマトソースの
フレッシュな香りと、オリーブの実・
ケーパーの絶妙なバランスで
思わず顔を何度も近づけて
胸一杯香りを愉しむ。
「パルミジャーノ(も当然お前は)
要るだろう」
と聞かれお願いすると、削りたての
(わざと大きめの塊も入った)此れも
悶絶物の心のこもったサービスを
提供して頂く。
腹具合を見て、ティラミスを諦め
エスプレッソ・アマレット入りを
お願いすると
「コーヒーの中に入れて飲むのか、
それともそのまま、別々に飲むか」
聞いてくる。
「香りを愉しみたい」
と伝えたら、ビックリするくらい
気前よくアマレットが入ている。
(パンチが効きすぎて)
気持ちよく、暫くボーッとしてしまう。
会計を済ませてお礼を言い
「済みません、イタリアの南部出身
の方ですよね」
と声を掛けるとコックは
「シチリアだよ」
と少し誇らしげに言う。
「ヤッパリ、私シチリア大好き
なんですよ。私は日本の南部出身
小さな島なんです。サーディン
本当に美味しかった。また来ます」
とまた贔屓のお店を見つけた喜びで
足取りも軽く、次の予定へ。
M氏と9月までの予定の相談。
8月は、沖縄に帰ることを伝える。
薬局とクリーニング店へ。
途中アンティーク・ショップで
目を付けていた物購入。
すっかり草臥れて、アパートへ戻る。
歩き過ぎたせいか、就寝中何度も
こむら返り(足が攣って)で起きて
しまう。
途中で見つけた面白い物。
パトカーに
「此処は皆んなの歩道です。
あなたたちの駐車場では
ありませんよ」の張り紙
