7月1日(水曜日) 晴 ベルリン 2015

今日は、金管五重奏の
メンバーの一人でもある
B氏の合奏団の練習と
個人レッスンをピンチ
ヒッターとして、ベルリン
近郊北の方角にある町
アイヒ・シュタットへ

今日で、本当は全部で
4回のレッスンの予定が、
入院騒ぎで2回へ。

子供達とも顔見知りで、
お互いに意思の疎通、
意見のやり取りが
やり易いと思う。

リコーダー、ピアノと
専門外の楽器も
レッスンするのだが、
子供達のレヴェルが
上がってくると
此方もノンビリ構えて
居られない。

リコーダのRさんには、
メトロ・ノームの利用を
勧めた。

ピアノのLさんには、
もう一度右手と左手を
分けて弾いてみて、
リズムを耳から入ってきた
物から、楽譜に実際に
表現されている物との
比較を自分で確かめる様に
アドヴァイス。

ケンカ腰になる事なく、
年頃(14ー18才)の生徒を
やる気にさせるには、
其れなりの駆け引きが
必要だ。

自分一人熱くなっても
ダメだし何より
「上手くなって欲しい」
と言う自分の仕事を
押し付ける事なく相手の

「上手くなりたいけれど
如何したらいいの?」

に答えられるようになりたい。

楽譜の仕組みや編曲者
(多くはB氏の各メンバーを
慮っての手作り)の
意図を理解してそれが
上手く行くように伝える。

これが私の使命だ。

合奏団には、一人一人が
責任を持って自分の
パートをキチンと
吹けることをお願いする。

他にトランペットの
個人教授。

(40代と60代のシニア)
2人共、気持ちに楽器の
演奏能力が、付いて行って
いない・身体の力を抜き、
効率の良い演奏とは
何かを、丁寧に実演を
交えて説明する。

心地良い疲労をSバーン
(市電)で癒しつつ購入した
旬の果物・サクランボ
(トルコ産・ドイツ語では
"Knupper"粒が大きく甘い)を
頬張りながら家路へ着く。