6月29日(月曜日)晴 ベルリン 2015



病欠で2週間連続、計4日のツケは如実に実感できる。

折角持ってきた楽器を、学校のロッカーに忘れてくる。

先週から実は、学童保育の事務所に楽器は置きっぱなしである。

おばぁちゃんが倒れた(から自分ひとりで家に今から帰る)
等様々だ。

子供たちに大人の事情・言い訳は通じない。

退院直後の22日月曜日からレッスンは再開するが、
私に変わって、レッスンを引き受けてくれた人のメンツもある。

皆それぞれ自分が、経験してきた事から子供達に良いと思う方法で
レッスンをするのだ。

私もかなりの事を子供たちのお陰で、習得する事ができた。

簡単な2声の曲をすぐに作れる事(出来ない時は前もって
準備する事)

2-4つの音だけで、伴奏パートを子供が暗譜して
演奏し易くする。

オーケストラなどに早くに就職してしまうとよほどの事がない限り
この様な、音楽的・創造的な分野は学生時代に
折角学ぶ機会を得ていても、活用しなければ
休眠・錆付いていく。

教える側も様々で、教則本に頼りきりの人も居れば
子供たちのその日の状態等、お構いなしに自分の
ルティーンをこなすのみの人色々居るだろう。

感覚として、今日からようやく平常運行。
お互いの、気持ちの良い距離感が戻ってくる。

子供といっても、一個の人間扱いをしなければ相手も
私もラッパが変に巧いだけの口煩いオッサンという
認識なだけだ。

実に公平・お互い様でもある。

改善したい事があって、子供達に(相談)宣言してしまう。


おやつを強請るのを止める事。

集中して練習してほしい事(いつ終わるのかという質問を
執拗にして欲しくない事)

そして、家でもう少し練習する事。


愉しい真剣な戦いは、続く。