約1年振りの、インヴェントの活動です。
もし、ホームページをご覧になった方がいらっしゃるとすると
気付かれた方も居ると思いますが、ホルンには女性がメンバーとして
紹介されています。山内 あき さんです。
(失礼、お名前の漢字は伺っていなかった・・・)

山内さんとは不思議なご縁があり,グループ結成以前から、
チラチラとベルリン界隈のお仕事でお会いする様になっていました。
アンサンブルのボス的存在・トロンボーン奏者フローリアンから
彼女の名前を聞いた時、「オオッ、日本人二人目だ!」と
思わず嬉しくなりました。

現代音楽を演奏するというのは、結構世界が狭い職種の様な気がします。
現代音楽の演奏を難しく思わせている原因には、
実はいろいろな訳があります。
私のこれまでの経験から言わせて頂くと、次の三点に絞られる様に思います。

「演奏テクニック」「感性の柔軟性」そして「チームワーク」です。
難易度の高い曲を、高レヴェルで演奏する事が要求されるアンサンブルでは、
演奏者のキャラクターも重要なポイントになります。

ブレイン:利害、損得にとらわれない、クールな頭脳
判断力:正確さ、バランス感覚
牽引力:リーダーとはまた違うが、皆をクサらせないムードメーカ
コンタクト:アンサンブルと外の世界を繋ぐ働き、作曲家や、音楽界の情報等

そして、「約束の時間に遅れない」ことです。

まるで1つの会社組織や、地域社会の縮図です。
私はアンサンブル活動だけでなく、これまでの人生を音楽に携わった事で、
これらの事の大切さを学ばせて頂いた様な気がします。
巧く機能すればどんどん発展して行く事が出来ますし,
ダメならば、死滅してしまいます。(動・植物もそうですが・・・)

今回は、其の名も「ピラミッド」と云うガラス張りの建物の中で
普段は、ギャラリー(画廊/展示場)としての機能を持つ所での演奏です。

地域芸術家グループのコミュニティ・プロジェクトに
参加させて頂く形ですが、その中心に生演奏の音楽を持ってくる所が
ドイツらしいといえると思います。

初日の昨日は、聴衆も思ったより少なかった様に思えますが、
ドイツ統一記念日である祝日の今日(10月3日)は、如何でしょうか?
昨日は、美味しいワインや、軽食も準備されていたようです。

“芸術家”と呼ばれる、一風変わった人間の集まりを覗いてみませんか?

17uhr trmophonie
Konzert in der straßenbahn
start am hackeschen markt endhaltestelle
große präsidentenstraße

18.30uhr performancees und neue musik
ausstellungszentrum pyramide
inside & outside

eintritt 8/5 Euro

www.ausstellungszentrum pyramide.de


トランペット奏者
具志 優