実は、今回のリサイタル
父にこれまでの失敗を厳しく指摘されるまでもなく
すでにありがたい事に、昨年の惨状を見かねた有志によって
"具志優コンサート実行委員会”なるものを立ち上げて頂き
現地スタッフとして多くの方々に動いていただいています。
これまでにも、演奏会を自己(親のバックアップ)責任で
催いてきている訳ですが、必ずしも動員に恵まれたとはいえません。
いやむしろ正直な所、赤字でした。
「リサイタルとはそのようなもの、儲かるもんか」
と言うのが当たり前、この業界の常識のようですが本当でしょうか?
私のトランペットの演奏に、ドキドキ・ハラハラしてくださったり
感心してくださる方はいても心から感動してくださる方は
残念ながら、未だ少ないようです。
イケメンでもなし、大企業がバックについていると言うものでもありません。
今回はそんな自分に、喝を入れるために問題の焦点をもっと深く
追求するべく、"何故リサイタルを開くのか”
"リサイタルを開いて何を得たいのか”
究極の”答え”を探すところから始めてみました。
家族にも散々貶されながら、修正に修正を重ねた今回のリサイタル案
これを受けて、コンサートのバックアップをしようという自治体が
現れてくれたのです。
先ずは、ほとんど誇大妄想に近い私のプロジェクト案を
ご覧に入れたいと思います。
これまでも、カミサンには
「アンタのブログはまわりくどくて・長ったらしい」
と酷評されていますが、「負けるモンカァ」の個人的心情・
独り言ですので、そのつもりでご覧ください。
<リサイタル案>
「沖縄でJ.S.バッハ作曲の作品を紹介するコンサートを開きたい」
昨年、久しぶりに帰郷した時から漠然と思い描いたことでしたが
今回お話をいただいて、沖縄で現在このような場所として機能しているのは
どこかと考え、" 私に人に何を伝えることができるだろうか”と考えたとき
また、生涯学習とその拠点としての役割を前面に出している宜野座村と
文化センターのホームページを見たときにこれが一番ぴったりなのではないか
と感じました。
理由は幾つかありますが、
・沖縄では、まだ(トランペットを含む)沢山のバッハの作品は
演奏されていない。
・日本人学生の多くはカンタータなどの宗教曲を
演奏できる環境になかなか恵まれない。
・留学している間も音楽作品をあまりにも知らないので、
なかなかチャンスに恵まれない。
特にヨーロッパの現代作品が、沖縄ではあまり演奏されていない。
これらを踏まえて、可能ならば単に自分のコンサートを催して
実演するこというだけでなく、ワークショップなどを長期に渡って
計画的に開催して、できるだけたくさんの方にヨーロッパの生きた
音楽事情をもっと詳しく伝え、広める機会が必要だと痛感しました。
また、聴衆の中にも多く居ると思われる“潜在的な”
”何か私もやって(演奏して/歌って)みたい”
というような素朴な思い、将来きっと音楽に興味が
湧くであろうと思われる子供達や、大人も交えた
"聴衆も参加する”聴衆参加型のコンサートに発展させることは
できないだろうかと考えました。
私は大学生の頃、生涯学習という言葉にはじめて出会いました。
地域の公民館や区民会館を、区民やその地域の方々に提供して
コミュニケーションの中心地として活用していました。
様々なセミナーや、コンサートなどを企画したり、
子供たちのための吹奏楽団や、区民のためのオーケストラ、
合唱団などの運営、支援の場として機能させているところで
講師としてお世話になったことがありました。
その頃、お世話になったある先生がいらっしゃいました。
その方は、区で学校の先生の職を退職後、お世話係として
生涯学習センターへ赴任されていました。
今でも、当時先生と色々お話したことも思い出します。
「人間は一生勉強なんだからね。その為にこんな場所があっても
いいんじゃないかしら。」
その言葉のとおりに、子供たちのためにいつでも
自分の部屋の扉を開放されていた先生は”潤滑油”の役割を
務めると同時に、様々なグループの方々とバランスを
上手く取りながら、会館と利用者の調整役に徹していました。
私は、その期間を通じて人と音楽を結び付けていく
仕事をされている方々がいることを知りました。
もし可能であるのなら、このようなことを
宜野座村でも実現できないだろうかということです。
やはり、自分が自主的に参加できる参加型のイヴェントとなると
一般の方々の関心も高いのではないでしょうか。
合唱団が参加するときは日本でも、こちらでも関係者の関心も高く
聴衆はかなり増えます。
演奏会の案として
初回のリサイタルでバロックから現代曲の幅の広いレパトリーで、
できれば声楽の方とご一緒してピアノ伴奏でというプログラムを組む
(ソプラノ+オルガン/ピアノ)3-5名
そのときに前もって告示して、合唱指導とトランペットワークショップを
平行して開催できないかということです。
"何かを人に伝えたい”
これが、私が長年携わった音楽に臨む姿勢“原点”ではないかと思うのです。
トランペット奏者
具志 優
父にこれまでの失敗を厳しく指摘されるまでもなく
すでにありがたい事に、昨年の惨状を見かねた有志によって
"具志優コンサート実行委員会”なるものを立ち上げて頂き
現地スタッフとして多くの方々に動いていただいています。
これまでにも、演奏会を自己(親のバックアップ)責任で
催いてきている訳ですが、必ずしも動員に恵まれたとはいえません。
いやむしろ正直な所、赤字でした。
「リサイタルとはそのようなもの、儲かるもんか」
と言うのが当たり前、この業界の常識のようですが本当でしょうか?
私のトランペットの演奏に、ドキドキ・ハラハラしてくださったり
感心してくださる方はいても心から感動してくださる方は
残念ながら、未だ少ないようです。
イケメンでもなし、大企業がバックについていると言うものでもありません。
今回はそんな自分に、喝を入れるために問題の焦点をもっと深く
追求するべく、"何故リサイタルを開くのか”
"リサイタルを開いて何を得たいのか”
究極の”答え”を探すところから始めてみました。
家族にも散々貶されながら、修正に修正を重ねた今回のリサイタル案
これを受けて、コンサートのバックアップをしようという自治体が
現れてくれたのです。
先ずは、ほとんど誇大妄想に近い私のプロジェクト案を
ご覧に入れたいと思います。
これまでも、カミサンには
「アンタのブログはまわりくどくて・長ったらしい」
と酷評されていますが、「負けるモンカァ」の個人的心情・
独り言ですので、そのつもりでご覧ください。
<リサイタル案>
「沖縄でJ.S.バッハ作曲の作品を紹介するコンサートを開きたい」
昨年、久しぶりに帰郷した時から漠然と思い描いたことでしたが
今回お話をいただいて、沖縄で現在このような場所として機能しているのは
どこかと考え、" 私に人に何を伝えることができるだろうか”と考えたとき
また、生涯学習とその拠点としての役割を前面に出している宜野座村と
文化センターのホームページを見たときにこれが一番ぴったりなのではないか
と感じました。
理由は幾つかありますが、
・沖縄では、まだ(トランペットを含む)沢山のバッハの作品は
演奏されていない。
・日本人学生の多くはカンタータなどの宗教曲を
演奏できる環境になかなか恵まれない。
・留学している間も音楽作品をあまりにも知らないので、
なかなかチャンスに恵まれない。
特にヨーロッパの現代作品が、沖縄ではあまり演奏されていない。
これらを踏まえて、可能ならば単に自分のコンサートを催して
実演するこというだけでなく、ワークショップなどを長期に渡って
計画的に開催して、できるだけたくさんの方にヨーロッパの生きた
音楽事情をもっと詳しく伝え、広める機会が必要だと痛感しました。
また、聴衆の中にも多く居ると思われる“潜在的な”
”何か私もやって(演奏して/歌って)みたい”
というような素朴な思い、将来きっと音楽に興味が
湧くであろうと思われる子供達や、大人も交えた
"聴衆も参加する”聴衆参加型のコンサートに発展させることは
できないだろうかと考えました。
私は大学生の頃、生涯学習という言葉にはじめて出会いました。
地域の公民館や区民会館を、区民やその地域の方々に提供して
コミュニケーションの中心地として活用していました。
様々なセミナーや、コンサートなどを企画したり、
子供たちのための吹奏楽団や、区民のためのオーケストラ、
合唱団などの運営、支援の場として機能させているところで
講師としてお世話になったことがありました。
その頃、お世話になったある先生がいらっしゃいました。
その方は、区で学校の先生の職を退職後、お世話係として
生涯学習センターへ赴任されていました。
今でも、当時先生と色々お話したことも思い出します。
「人間は一生勉強なんだからね。その為にこんな場所があっても
いいんじゃないかしら。」
その言葉のとおりに、子供たちのためにいつでも
自分の部屋の扉を開放されていた先生は”潤滑油”の役割を
務めると同時に、様々なグループの方々とバランスを
上手く取りながら、会館と利用者の調整役に徹していました。
私は、その期間を通じて人と音楽を結び付けていく
仕事をされている方々がいることを知りました。
もし可能であるのなら、このようなことを
宜野座村でも実現できないだろうかということです。
やはり、自分が自主的に参加できる参加型のイヴェントとなると
一般の方々の関心も高いのではないでしょうか。
合唱団が参加するときは日本でも、こちらでも関係者の関心も高く
聴衆はかなり増えます。
演奏会の案として
初回のリサイタルでバロックから現代曲の幅の広いレパトリーで、
できれば声楽の方とご一緒してピアノ伴奏でというプログラムを組む
(ソプラノ+オルガン/ピアノ)3-5名
そのときに前もって告示して、合唱指導とトランペットワークショップを
平行して開催できないかということです。
"何かを人に伝えたい”
これが、私が長年携わった音楽に臨む姿勢“原点”ではないかと思うのです。
トランペット奏者
具志 優