KAPとのコンサートシリーズも、今回で私の“ノリバン”は
これでお終い、暫くお別れ。
後は予定表に寄れば、12月のクリスマスの時期に予定されている
バッハ作曲“クリスマスオラトリオ”と年末のベートーヴェン作曲
“第9”交響曲まで、トランペットは出番無しです。
さぁ、ここは気持ちも新たに一フリーのトランペット奏者に戻って
次の、お仕事依頼の電話を待つのです。

10月の予定は、KAP弦楽アンサンブルはスペインへ演奏旅行。

私は故郷沖縄で、こちらも昨年から準備を進めてきた久しぶりの
リサイタルとトランペット講習会へ。

もともと、弦楽器アンサンブル主体のグループとはいえ
やはりいいメンツ、オケとは離れ難いものがあります。

シューベルト“第6番交響曲”も都合4回ほど録音・演奏を繰り返し
更に味わい深い作品となったに違いありません。
ヴィスマールの夏の音楽祭コンサートシリーズの〆として
“トリ”を立派に飾らせていただきました。

コンサートに先立ち、今年のご当地で開かれた音楽祭出演者から
その年を代表するソリストを顕彰するスピーチも行なわれ
ヴァイオリン協奏曲で共演するハーグナーさんも、受賞者に含まれ
とても華やいだ雰囲気で、コンサートは終了することができました。

彼女の切れ味鋭いメンデルスゾーン作曲のヴァイオリン・コンチェルト
日本では“メン・コン”などと呼ばれているようですが、ドイツでは
作曲者と楽曲を、合わせて略称することはあまりしません。
ただ困った事に、単に作曲者名で告げられると
全てのプログラムをたった1人の作曲家で占めてしまう
オールプログラムの時などは“次、演奏されるのはどっちだ”
と迷う事もしばしばです。

因みに、KAPなどの団体名はよく省略されていたりして
これはどんな団体なんだろうと、考えるのも楽しいときもあります。

演奏終了後も、鳴り止まないスタンディングオベイションの拍手の中
指揮者ともども、我々出演者も何度も立ち上がって、聴衆の篤い喝采を
受けることができました。

NDR(北ドイツ放送局)のライヴ放送もあったのですが
如何でしたでしょうか?
前回のブログにはTV放映と書いてしまいましたが
ラジオ放送の間違いでした。
当日気付いて、ドイツ国内の知人には報せる事ができ
事無きを得たと思いますが
もし怒っている方がいらっしゃるようでしたら
コメント欄へお願いいたします。

録音自体は、資料として事務局にあると思いますので
善処させてください。
あるいは出来がよければ、CDプレスもあり得るかも
知れませんが・・・
今のところ、あまりにも渋いプログラムですので
そのお話はないと思います。
KAPの録音をポンポンコピーしてお渡しすることは
できませんので,手元にある私ライヴのコンサート
(勿論トランペットが主ですが・・要りませんよネ)
の録音をお分けする事は出来ると思います。(笑

失礼いたしました。

残りの、今週中に遭遇したコンサートのお話はまた・・・

トランペット奏者
具志 優