俺と超無謀な石橋くん
野太い声が聞こえた
カァフィが運ばれてきて
何もかもネイティブな隈さんが
隈さん
隈さん
隈さん
とは言うものの変人小山田が
めっちゃ旗色悪し、、、汗
彼がもしドラムスを辞めて俺のマネージャー
いよいよ佐賀に在る佐賀ホールへ
寮は全焼…
夜が明ける…
焼け跡にただ立ち尽くす…泣
大丈夫か！？
野太い声が聞こえた
あのやけにネイティブな東京弁を話す
店長の隈さんやった。
『君達、とりあえずウチに来なさい』
と言ってタクシーに乗せられた
長崎の街は坂の街である
寮から坂道を登りきった丘の上に
隈さんのお家は在った。
超豪華なリビングに案内され
隈さん
『君達、カァフィで良いかな？』
こん人…どがんでんアメリカ語ばい…汗
カァフィが運ばれてきて
物凄く長い沈黙…
超無謀な石橋くんが
沈黙を破った！
『オイ達はこっから
どかんすっぎ良かですか？』
再び長い沈黙…
何もかもネイティブな隈さんが
軽く咳払いをして
『君達のバンドの小山田は
ウチのゴーゴーガールに手を出したね
水商売では御法度！解るね！』
こん人…怒る時も東京弁ばい！
隈さん
『君達は今月いっぱいで辞めてもらう
ただ マー坊、君は残りなさい』
弱り目に祟り目である…涙
はあ？こん人はなんば言いよらすとやろか？
オイ一人残ってなんばすっと？
こん人とごえたことば言いよらすばい 怒
無謀な石橋くん
『解ったです！あと2週間
ここにお世話になるです。
そいから長崎ば出て行きますけん』
ここというのは隈さん家のこと
隈さん
『それで良いよ。でっ、マー坊
君はどうするんだい？』
俺『フウケタごと言んで下さい！
オイが一人で残れるわけなかやないですか怒』
隈さん
『じゃあ君も辞めるんだね？
このバンドにいたらダメになるよ』
それは俺が決めること！
俺達を冒涜する奴は何人たりとも
許さん！
とは言うものの変人小山田が
やらかしたのは事実
めっちゃ旗色悪し、、、汗
無謀な石橋くん
流石に動きが早い
3日後には佐賀に仕事を決めて
来た…驚愕
彼がもしドラムスを辞めて俺のマネージャー
やってたらとっくの昔
俺はスパースターになっていただろう。笑
いよいよ佐賀に在る佐賀ホールへ
クリスタルキングの主要メンバー
だった大都会を作曲した山下三智夫
愛を取り戻せを作詞した中村公晴
ユリア永遠にを作曲した今給藜博美達と
出会う運命の場所なのだ！
火事になってなかったら…
小山田がゴーゴーガールに
手を出していなかったら…
運命とは奇なるものなり
今夜はこの辺で
よかろうか…
よかろうはずはなかろうばってん
つ・づ・く