ステージが終わり
顔出さんようになってまう…泣
ギター担当のセイちゃんは
無謀な石橋くんと
俺『まだアメリカに行くには
超無謀な石橋くんは
この出来事がその後
無謀な石橋くんと変人小山田くん
ギターのセイちゃんと俺は
毎日その日の反省会を兼ねて
近所の居酒屋で飲食をするのが
恒例であった。
が、
其々、長崎の街にも慣れ
変人小山田くんは
ポールのゴーゴーガールの子の部屋
に居ついてしまい
まっバンドマンの王道ちゃ王道やけど…汗
しかもベースギター担当やから
《俺が知る限り約九割九分
ベースギター担当は
女性にマメである》
しゃあない…苦笑
顔出さんようになってまう…泣
ギター担当のセイちゃんは
そもそも存在感ゼロ
毎晩どこぞで呑んだくれた後
寮に帰って来るパターン
俺と無謀な石橋くんは
寮に帰って反省会
もうバンドはバラバラ状態
ある日
無謀な石橋くんと
部屋呑みしながら
《この頃の俺は一滴も呑めない》
『マー坊！オイ達このままでは
イカンばい！アイ達は放ったらかして
アメリカに行こうで！』
俺『そいけん8分の６拍子ば叩けて
そいば言えって』怒
俺『まだアメリカに行くには
実力不足やっけん。
よんにゅう練習して実力ばつけんば
恥ずかしゅうて行かれんって！』
超無謀な石橋くん
『アメリカに行くぎんた なんとか
なるさい！』
もうネ…こがん超無謀な奴見たことなか
俺『もう少し此処で練習して
実力ばつけようで！』
俺と超無謀な石橋くんとは中々
↑
超無謀な石橋くんに昇格…汗
話が噛み合わない！
そんな話をしてるうちに
どちらともなく
眠りに落ちた…
やけに二階がドタンバタンと
騒がしいのと怒声で目が覚めた。
部屋の磨りガラスの窓に映る
見たこともない明るい赤色
超無謀な石橋くんが窓を開けた
瞬間！！
オレンジ色の火と真っ黒い煙が
部屋の中を走った！！
《この時から俺のチリチリ頭は完成した》
んなわけなかろう！怒
火事ばい！！
超無謀な石橋くんは
目に飛び込んで来たもの全て
俺はレコードと電蓄
命より大切なオーデコロンと
洗面用具を抱えて
超無謀な石橋くんの後に続いて
命からがら無事部屋から脱出！
着の身着のまま
焼け出された…涙
《ちなみに超無謀な石橋くんは枕をしっかり抱えてた》
この出来事がその後
俺の大きな転機になろうとは
出会いがあろうとは
知る由もない…
今夜はこの辺で
よかろうか…
よかろうはずはなかろうばってん
つ・づ・く