ユース・バルジという概念。 | Ryoma's Way エムエービーライブ

ユース・バルジという概念。


16歳になれば、りっぱな「ユース・バルジ」?というわけだ。
「そうよ、パパ。一時的なことが永遠に続くの…」。
日経1/7 「春秋欄」 小説「ハイファに戻って」 1968年のイスラエル建国時、幼い息子を家においたままヨルダン川西岸地区に追い出されたアラブ人夫婦が、19年ぶりに訪れたハイファの昔の家での体験。
アラブ人夫婦の「幼い息子」はナチスの迫害から逃れたユダヤ人の養子として育てられ、19年ぶりに対面する産みの親に、兵役に就いている事を明かし、「家を取り返すには戦争をしなければなりません」と言い放つ。(意訳引用)
痛ましい限りだ。
自分の子供にこんな想いをさせてしまう「親心」を想い計るとなんともやりきれない切なさを感じてしまいます。
第一次中東戦争以来60年の歳月が流れているわけだし、もっと遡れば、ユダヤ人とアラブ人の闘争は100年の年月といわれている。
増悪、増悪、増悪、増悪、果てしなく続く増悪の歳月なんだろうとやるせない。

同日版、日経「経済教室欄」」山内昌之さんの「中東の混迷も見落とすな」見出し記載。
これも読み応えのある記述内容です。
今度のイスラエル空爆・地上侵攻戦は「ユース・バルジ」と無関係ではないという解説だ。
「人口の時限爆弾」ともいえる人口急増するイスラム圏。
世界経済低迷で一段と深刻化する失業や貧富の格差の問題はイスラム圏に象徴的に現れている、といった指摘。
ガザ地区も例外ではなく、1950年から2008年までに24万人から150万人に増えており、産業のないガザに暮らす青少年にとり、対決への参加は日々の勤労に代わって生活の一部となっているのが現状なのだそうです。

「ユース・バジル」過剰なまでに多い若い世代、「無為に過ごし力をもてあました若者たちに、ジハードという単純で力強い思想は強い喚起力を持つ」(東大の池内恵准教授)この表現、やや極端と山内教授はいっておられますが、現地(イスラム圏のアラブ人社会)の精神的価値観?はこういった十分に蓄積されてしまった「増悪の構造?」なのだろうと想像いたします    。

パキスタン、アフガニスタンも同様の状況なのだといわれおります。
100年続く「増悪の年月」、残念だけど容易に解決できる策は無いのかもしれない?


この中東の人口急増。
1970年 約1億9千万人が現在5億人、2020年には6億人に予測される?
2030年代には世界人口の三分の一に達する?(現在は四分の一)

サミュエル・ハンチントン著「文明の衝突」読んでみようと思う。

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