何やってんだ登坂
戻るぞ
知ってるでしょ
☆は?
落ち着け

マネージャーに
抱き抱えられるように
中に戻る

登坂?
さっきまでここに…
この腕の中にいたんだ
NAOTOさん
☆は?
何か言ってなかったですか?
一旦落ち着こう
ここは人が多い

楽屋に戻り
座らされた

マネージャーが
電話をしている

なぁー登坂
いいライブだったよ
NAOTOさん?
☆ちゃん
きっと圧倒されたのと
登坂のファン…

そばにいられない
そう思って
ここを出たんじゃないかな

待ってるって…

臣…
はじめはきっと
臣といたいって
思ってたよ☆ちゃん
臣を呼ぶ
ファンの声や
歓声に
キョロキョロしてた

俺に
ファンの人ってありがたいね
こんなにたくさん
臣くんの事
好きな人がいるのよ
私は…

そう言って
臣の事見ながら
泣いてた

ごめん
背中さすってあげる事しか
できなかった

隆二…
頭なんて下げるなよ

ごめん…
ちょっと1人になりたい…

臣はきっと泣いている
愛してる人を
泣かせた事…


一人になり
頭を抱え
後悔した
ソロライブに
呼ぶんじゃなかった
逆に☆を考えさせてしまった
ただ…見てほしかった
俺が歌う姿を

涙が止まらない…

☆はきっと
戻ってこない
もう二度と…

会えない

泣いていたのは
わかっていた

ひろくんと呼ばず
臣くんと呼んでいた

ひろくん…

ごめん…☆

臣…
そろそろ時間みたい

あぁ…ごめん
すぐ着替える

隆二がドアを開け
声だけかけて
ドアを閉めた

打ち上げに行っても
笑えない
俺のそばに
NAOTOさんがいてくれた

隆二と岩ちゃんが
スタッフさんと話してくれていた

その日から
笑えなくなった

こんな別れ方…

登坂…
ごめんな
もう少し☆ちゃん
ちゃんと掴まえておけばよかった
NAOTOさんは
悪くないです
俺がここに呼ばなければ…
彼女は本当に
臣としての登坂を
知らなかったんだ
驚くのも無理はない

そう言えば
どこで出会ったのか
はっきり聞いてないな

フラっと入った
BARに彼女がいたんです
俺の事は知らない
すごくサバサバしてて
心地よかった
彼女の作った
豚汁が美味しくて…
俺が勝手に
運命感じちゃって…

ずっと一緒に
いられる…
いたいと思った

彼女はずっと
知らなかったんです
俺が言うまでは

特別でした
彼女だけが
ひろくんって
呼んで
それがすごく新鮮で
呼ばれるだけで
ドキドキして、嬉しくて…

すみません…

いいから…

涙が止まらない

NAOTOさんが
抱きしめてくれる

ハンカチをNAOTOさんが
そっと渡してくれる

探しに行きたいだろうけど
これも仕事
隆二のマネージャーが
駅まで探しに行ってくれてる
いてくれたらいいけど

隆二がすぐに
マネージャーに頼んでた
連絡待とう

隆二が?

隆二を見ると
キャプテンと笑いながら
話していた

岩ちゃんが
駆け寄ってきた

臣さん…

岩ちゃんが抱きしめてきた

俺らがいます
明日京都行ってみましょう
俺休みなんで
岩ちゃんありがとう
もう京都にはいない
そんな気がする

駅にはいない
もう少し待ってみるって
隆二
ありがとう
大丈夫だから

俺はきっと
もう…
誰も愛せない
あんなに
愛した人はいない
いつか
会ったとしても
笑って会いたい

☆が好きな
ひろくんとして…

その笑顔の為なら
過ぎ行く季節も
永遠に変えるから…

〜Fin〜

あとがき

SCARLET
読んでいただき
ありがとうございました
2人
別れてしまいました

なかなか
以前のように
毎日更新できなくて
話が長く感じてしまいました
m(_ _)m

SCARLETを聞く度に
せつなくなってました
SCARLETを
パフォーマンスする
三代目さんが大好きです♡
七人に会いたい(*´艸`)

コメ欄開けてます
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