最近
うちの事務所の
ボーカルチーム
来てるらしいね

うん
いろいろグループが
あるんだね
皆さんから
CD頂きました
まだ聞けてないけど

昨日は誰か来た?
八木さんが…
SHOKICHIさんかぁ

もうすぐ
俺の好きな景色
ドライブよくするの?
煮詰まった時とか
行くかなぁ
ストレスはよくないよ

着いた

降りよう

車から降りて
外に出た

キレイね
車のテールランプが
キラキラしてる
キレイでしょ?
見てたら落ち着くんだ

遠くに見えて
車だから速く走ってるのに
ゆっくり走ってるみたい…
でしょ?

彼女の肩をゆっくり
抱いた
一瞬驚いた顔の彼女が
微笑み
俺の肩に頭を預けてきた

♡ちゃん
今度のライブ
来てよ
福岡の次
京セラドームなんだ
考えとく

素直じゃないな
ライブ
行ったことないから
俺達じゃなくても?
全然ない

彼女を抱きしめた

もう…離したくない
俺と…

臣くん…

福岡のライブ終わったら
またご飯行こう
このままだったら
帰したくなくなる…

帰ろう 臣くん

俺からサッと離れ
笑顔を見せる彼女

はぐらかされた?

自分の気持ちが
抑えられなくなりそうなくらい
♡ちゃんを
好きになってる
自分がいた

臣くん
その信号右に曲がって
すぐだから

あっ!ここでいい
このマンション?
そう

ありがとう
また明日

また明日
♡ちゃん

彼女は手を振り
マンションに入っていった

さっきまで
彼女が座っていた
助手席を見た

そこには
携帯電話があった

♡ちゃん…

届けようと
運転席から降りた

部屋番わかんないや…

仕方なく
うちに持って帰った

その夜
彼女の携帯が鳴った

同じ番号から
何度もかかる

もしもし…
臣くん?
そうだけど
よかった
臣くんの所にあって
助手席にあったけど
部屋わかんなくて
明日持って来てくれない?
わかった
ありがとう

この番号って…
家の電話からなの
ごめんね
明日持ってくね
今日はありがとう
じゃあ
また明日
うん また明日
おやすみ 臣くん

おやすみ ♡ちゃん

なんとなく
嬉しかった
このまま話してたかった

こんな気持ちになったのは
彼女がはじめてだった