カルティエのカードを送ってくれた友人・恵子さんは、何食わぬ顔してこういうお土産をくれたりもする人です。
青森土産の「家出のするめ」。青森県三沢市の寺山修司記念館のもので、いただいたのは少し前なのですが、気になって食べられない。

袋には、
寺山修司の「家出のすすめ」が林静一さんのイラストとともに「家出のするめ」として新発売。
と書かれ、さらに
このパッケージご提示で、寺山記念館2名様まで入場料一般を10%割引します、とも。
賞味期限がそのまま有効期限だそう。

なんとも盛り盛りでノリノリ。
けれどそうなってくると元祖の「家出のすすめ」が気になってくるわけで、アマゾンで試し読みするとあっという間に終わってしまい、Kindle版を購入するもどうも読みづらく、ついに文庫本を買って今読んでいます。
本は「家出のすすめ」「悪徳のすすめ」「反俗のすすめ」「自立のすすめ」の4章から成り、寺山修司がノリノリにして痛快に、シニカルにして温かく、家出と悪徳と反俗と自立をすすめる現代青春論(といっても1973年刊)。読みながら、何箇所も付箋を貼っています。

読了したら、付箋のところを反芻しながら、するめを心置きなく食べる予定です。