手術後の食事は、痛みと口が開かないのとで大変です
痛みの感じ方は個人差のあるものなので、あくまで私の場合、として書いています。
全身麻酔後の吐き気が残っているうちは問題なかったのですが、それがなくなると、食欲が出てきます。
体が元気になろうとしています。
傷そのものは痛くないのですが、耳から首の方にかけて腫れていて、そのあたりは常に痛みがあります。
食事を始めて、咀嚼をしているうちに
顔の左側が鉄板みたいに固く、重くなっていく感じ。
500グラムの鉄板が、だんだんと1キログラムになっていくようなイメージです。
それは重すぎ!?
それとともに痛みが増して、咀嚼がしんどくなってくる…
で、食べたい気持ちが薄れてきてしまいます。
朝はパンかごはんかを選べて、私はパンにしていました。
ある日の朝食。
食パンは温められていて、しっとりした感じになるのが食べやすいです。
パンの耳の固さはダメでした…
中の柔らかいところは、カボチャのスープに浸したら、とっても食べやすい
パンの耳も、スープに浸したらなんとかいけます。
逆に、スープのような汁物がないと、パンでも噛み続けるのはしんどくて。
ぜんぜんダメだったのはキャベツをマヨネーズで和えたサラダ。
マヨネーズやドレッシングは、その酸味が痛みを強くするような感じ。
あと、生野菜ってかなり咀嚼しないと飲み込みづらくて、それがまた痛みを増幅します。
豆腐は入院中に一番テンション上がった食材です
もともと嫌いではありませんが、この入院中に救世主的に一番美味しく食べられて、今や大好きな食材に
この奴豆腐は温かくて、湯豆腐みたいで美味しかった
コロッケも柔らかくていいですね。
ソースで痛くなるので、そのソースがチョロリとだけかかってるのも助かりました。
普段だったら足りてません
ほうれん草や小松菜も和え物でよく出てきましたが、茹でてあっても繊維が手強くて、食べるのはしんどかった…
ひと口ふた口でギブアップです
スパイスの辛さが痛みを誘発しそうですが、それ程でもなく、むしろ痛かったのはサラダ
くし形に切ったトマトは、このサイズでは口が開かず入りません。唇をうまく使えないので、噛み切るのも難しいです。
まぁその前に、見ただけで痛みがジワジワしてきて食べられず…
普段はトマト、大好きです。
右上のオレンジ色のはマンゴー。
みかんやパイナップルも出ましたが、痛みがなかったのはこのマンゴーだけ。
舌で潰せるくらいの固さなのもよかったです
耳下腺腫瘍の手術後は、お粥からな病院が多いと思うのですが、私は普通のごはんでした
もちろん、お粥に変えられるのですが、私はちょっとお粥が苦手で…
そのままにして頂いてました
でも、咀嚼してるとどんどん痛みが増してくるので、半分食べたあたりで食べるのを断念。
退院する頃には、頑張って7〜8割を食べるようにしてましたが、完食はできませんでした。
「味わって」食べる、なんてのも程遠くて。
噛んで、飲み込む
ただ、ひたすらに
だから、病院食の味付けがどうとか…
記憶にないくらい
コンビニで、パウチのゼリーやプリンが買えるのは、とてもありがたかったです。