受け取り方。渡し方。 | 馬橋やすとき オフィシャルブログ「今、起ち上がる責任がある」Powered by Ameba

受け取り方。渡し方。

文部科学省が今年の4月24日に実施した小中学生を対象とした全国学力テストの結果を、昨日27日に発表しました。

結果は上々で地域間の格差も縮小傾向にあり、基礎学力の向上が見受けられ、また同時に行ったアンケートでは家庭での学習習慣の定着などが図られていることがわかり、まずまずの状況ではないかと思います。

しかし今日言いたいのはそこではなく、報道の仕方と受け取り方の問題。

昨夜のある報道番組では読解力を問う問題や、回答の根拠や考え方などを書く記述式の問題の正答率が低いと指摘し、例題として算数の問題を挙げていました。

実際にそのような結果がでたのかもしれませんが、表現がいまいち納得できない。
結果は正解が4割、不正解が5割、無回答が1割という例題。

番組が問題視したのは「無回答」だった13%程度の児童のうちなぜ答えなかったのか?というアンケートに「書く量が多くて面倒」とか「回答に時間がかかるから」という回答をした11%程度の児童がいることがヤバい!みたいな言い回し。

ボケッと見てた僕は確かに今の子供はやる気がないとか言われてるしな~なんてボンヤリ捉えてしまったけど、実際13%のうちの11%って全体の1,4%くらい。

100人に1人か2人。

クラスでいえば2クラスから3クラスに1人。

先にわかる問題解いてからやろうとか、わかる問題からやろうとか…
そういう場合も普通にあるんじゃないの??

と後から思いました。

報道の表現の仕方一つで同じ事象・事柄でも見るものに大きく異なった印象を与えることは多々あります。

ボケッとしてるとなにが真実でなにが間違っているのか、わからなくなりそうな世の中だからこそ、アンテナを高く張って勉強していこうと思わしてもらいました。

うん。