ワインの物語 | 赤ワイン好きのブログ

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ワイナリーに行ってきた

四月には凝った金メッキのセンターピースに生みたての卵を並べたり、秋にはアンティークの漆の容器に首の曲がったスクォッシュを鳥に見立嘲てて飾ったり。

野菜や陶器が豊富にあるため、やりすぎになるおそれがある。

食事でいちばん大切なのは会話だと母は言う。

テーブルの向こうにいる相手が見えなければ会話がなめらかに運ばない。

テーブル・セッティングは立ったときと坐ったときでは印象がまるで変わってしまう。

蕾から開花までも坐ってから客がなにかを動かしたりすると母は見るからにがっかりした顔をする゜午後五時には全員が疲れきっていた。

キッチンの笑い声もとだえた。

彼にとってはいつも通りの十七時間の仕事のひとつでも私たちにとっては混乱と疲労。

でも愉快な経験だった。