皆様、こんにちは。
今年の第1回 ショートコースが先日終了いたしました。
初めての方とペアになり、傾聴時の基本姿勢とルールについて学んだあと、実践演習として実際に取り組んでいただきました。話し手・聞き手それぞれの持ち場で、ご自身の良いところ、活かしていきたいところなどに気づかれたことでしょう。一方で癖についても認識できました。相手のことよりもまず自身にまなざしを向けてみるところからです。自ら変えることができるからです。
デモをご覧になられた後のシェアも様々だったようです。ご覧になられての第三者としての感想と、話し手本人の感想とに乖離があったかもしれません。体験してみないと分からないことです。これまでどのように話を聞いてもらってきたのかも多分に影響を受けるところです。何のために話を聞くのか、聞き手の意味についてもご一緒に考えることできました。
掲載を許可してくださった方々のふり返りを掲載します。それぞれにとても深い内容が綴られています。
デモンストレーションがとても印象に残っています。聴き手の構え方次第で、暗にメッセージを発する側に回ってしまうという逆転が生じるのが、面白くもあり、恐ろしいとも思いました。(…と、軽い感じで振り返っていますが、正直なところ、自分も思い当たる節があります。)なんとなくですが、「聴く側」と「話す側」という役割関係が、時間の経過とともに徐々に融解していく感覚が目指されるところなのかなあという印象をもちました。
本日は、傾聴ショートコースを受講させていただきありがとうございます。
現在、特別支援学校で相談(校内支援)を担当していますが、相談に来る生徒たちの話を聞きながら、100%その子に向かって聞く姿勢を大切にしてきたものの、聞きながら次に自分が出すコメントやアドバイス、経験談を準備している自分がおり、専門性を求められるものの専門性がないことを自分で反省する日々です。先生のデモンストレーションも、はじめはどちらが良いのか分からないくらいでした。
本日、ショートコースでは、さらに同調や予測をしないことや、間をとりつくろわないことなど、気を付けたい部分に気づくことができました。ペアの方との時間では、伝え返しや問いはうまく出せませんでしたが、もっともっと想像力を高めて深く相手の立場に入ることができたら、少しずつ実践できるとよいです。。。ベーシック、アドバンス講座をぜひに受講したいのですが、今年の予定がどうしても合わず受講できず残念。来年度以降もアンテナを張っておきますのでぜひ開催をお願いしたいです!そして、この文を打つことによって、今日学んだことを改めて、要約することができました。改めて、先生、事務局の先生ありがとうございました。
私は今、相談支援専門員の仕事をしています。その前は、32年間保育士として仕事をし、最後の5年間は園長を務めました。自分の意志とは反して退職し、現在に至ります。傾聴がいかに大切か、そして奥深いか、痛感しました。私は、数多くの、支援会議や面談を行ってきました。行うことにあたっての自分なりの目標としては、「支援会議や面談後、来た時よりも元気になって、笑顔になってもらう」ことを意識して行ってきました。今日の研修を受けて、その時の自分の面談の様子を振り返ってみてみたいとも思いましたし、もっと早く、研修に参加すればよかったなと思いました。現在57歳なので、かなり遅い気付きかもしれません。
傾聴が大切であること、奥深さなど、自分と両輪との事もお伺いして、さらにこれを自分のものにするにしていくには、ものすごく時間もかかるし、まだまだ学んでいかないといけないと感じています。それでも、本日学んだことを今後に生かしていきたいと思います。職場でもアウトプットしていかれたらと思いました。 先生、事務局の先生をはじめ、本日の研修で出会うことができました皆様に感謝いたします。学びだけでなく、自分を振り返り、心が癒される時間でもありました。本当にありがとうございました。
ショートコースを開設してから3回目のセッションとなりました。今回は、初めて傾聴セミナーに参加いただいた方8名をお迎えしました。年齢も経験知も背景もさまざまな方とペアを組みながら、人の話を聴くときの自分自身の癖を見つめ直すことを目的に、堅田先生の解説やデモストレーション、実際の演習と進んでいきました。
今回もデモをさせていただきました。前半と後半の違い、一見するとわかりにくかったと思いますが話し手の心情は全く異なるものでした。一見前半のほうがよいセッションのようにとらえた参加者も多かったのではないでしょうか。それはその聴かれ方が当たり前になっているからです。分析され整理され、アドバイスされ着地して終わる。場合によってはそれも必要な時があるでしょう。しかし、ほんものの傾聴を体験すると、全く違う世界があります。自分の気づいていない気持ち、本当の気持ちを探りながら自分のなかで気づいていくプロセスを聞き手と一緒に歩んでいく、そのなかでふと本当に自分自身が大切にしたいもの、これから向き合いたいものに気づいていくのです。そういう経験をすると、自分もそういう聴き手に少しでもなれたらと思い、練習を重ねています。 今回の最後のセッションでは、ペアの方とありのままにそして深く語っているご自身に気づかれたのではないでしょうか。特に時間を重ねると、本質的な話題に移っていかれたのではないかと思います。それはこの人には話しても大丈夫、あるいはもっと聴いてもらいたいという聞き手に出会えたからだと思います。私もそうでした。私事ですが、このセミナーに参加しはじめた頃、実は演習のときテーマについてのシナリオを描いてから、ペアの方とのセッションに臨んでいた自分がいました。それはやはり相手の方にどう思われるかということが気になったり、なにかいいことを言わないと、と思ったりする気持ちがあったからだと思います。しかし、本来は自分の声にしっかりと耳を傾ける時間なのです。それはいい悪いではなく、自分は今こんな気持ちでいるんだなぁ、思っていたよりもしんどいんだなぁ、少し光がみえてきているんだなぁと自分を感じる時間。そういうことに気づいてからは、聞き手の方に支えられて自分にあたたかく向き合う時間を得られるようになりました。今回も同様で、聞き手の方が今回学んだことを活かして一生懸命寄り添おうとして真剣にかつそばにいてくださるかのように感じる聴き方をしてくださったからです。そういう意味ではデモの前半のセッションは自分の気持ちを問うことが遮断される感じでそのうち、聞き手に合わせてことばを紡ぐような感覚が大きくなり、いつの間にか、聞き手の聞き手になっているかのように思えたのです。逆転している気持ちでした。
「傾聴」ってただひたすら言葉少なにうなずいて徹底して聴くことというイメージをもちやすいのですが、今回のデモではかなり聞き手も言葉を発していることに驚かれたかもしれません。なぜ、あのような言葉や問いが生み出されるのか、それらをまたベイシックスコースやアドバンスコースでじっくりとご一緒に学び合えることを楽しみにしています。
