みなさま、おはようございます。
師走になりました。すべきことが目の前にいろいろあって、それらに身体が追いついていない感覚があります。以前の記憶を引っ張り出して(もっとテキパキできたいたのに)(エンジンがかかるのに時間を要する)(後回しにしてしまうことが増えた)(面倒に思えてきた)(やりたくないのかな… でも、やらないといけないことでしょ)そんな気持ちがあります。(できていること、頑張れていると思えることにもっと眼差しを向けてあげないと)と、今これを書きながら出てきました。ひとつひとつやり終えていくこと、いつかはゴールに到達できる、ですね。
さて、ベーシックスコース、素晴らしいメンバーに恵まれ、研修を深めることができました。大切な、そしてとても贅沢な時間をいただきました。ありがとうございます。許可を頂いたふり返りをアップします。
セミナーを受講させていただきありがとうございました。毎回振り返りが遅くなり申し訳ありません。書き始めてすぐに、やはり文字に残しておくことは学びを定着させるため、深めるためにとても重要だな・・・と改めて感じます。
今回は日程の都合上、ベイシックスコースを受講しました。気持ちとしてはアドバンスコースや、エンカウンターグループなどの高度な傾聴に触れたい、という思いもありました。ただ、日々傾聴に課題を感じ、うまく行かない理由を基本に立ち返ってみつけたい、課題を解消したいというような思いで参加しました。講義を聞いていて、傾聴の癖のところで、自分はすぐに同調したり、褒めたり、ねぎらったり、という事をしがちだと感じました。そういうコミュニケーションが、人間関係がうまくいくための方法であり、対人関係のスキルだと認識している部分もあるように思います。これまでそういった対応をしてくれる相手と話す事で癒やされ、心を許し、仲を深めそういうコミュニケーション方法で人間関係を培ってきたように思います。友人がそうしてくれたのは、自分がそういった対応を求めていたからかもしれません。ただ傾聴スキルを磨くためには、その癖は一旦おいておくことが必要だと感じました。
今回同じグループで参加されたお二方、一人はショートコース受講後、もうお一人は初回という方でした。お二人とも傾聴を取り入れたいと感じながら、これを日々どのように活かしていくのか(対人援助職の方は仕事の面談の場でどのように)にとても悩まれておられ、話し手として話す時に傾聴を学び始めた今感じていること、疑問に思う事などをお話されていました。練習の今、している事を、そのまま普段に活用することは、相互に傾聴をベースとしている今とは異なるとは思います。今この場、この時間は傾聴をしようと決めてなのかな・・・と私は考えています。私はこう考えていますと休憩時間にお話したりしました。お二人が聞き手となられた時、自分のこのやり方でいいのか・・・と汗かきながら一生懸命取り組まれていました。傾聴の経験の多少というのは、基本を意識してやってくだされば、話し手が自分のペースで考えながら、自分をみつめながらという時間がもてることには変わりないなと感じました。アドバンスコースを受講することで、思考を深めたり、気づきをもたらす問いなどが磨かれていくとまた一歩進んだ傾聴になっていくのかもしれません。ただ話し手として安心して話せることには変わりないなと思いました。観察者となられた時に、もう一人の聞き手ではなく、傾聴の場を観察している人としてコメントをしてくださいました。そこで、自分が聞き手となっている時に、『話し手が考えている時は待ち、何か言ってほしい時には伝え返したり、確認する質問をしたりと対応されていた』『傾聴する聞き手でこんなに違うんだ』といった事をいってもらえ、日常では傾聴出来ていないと感じる事が多々ありながらも、自分成長もしているのかなと感じられ、嬉しい気持ちにもなりました。演習をしていく中で、徹底的に情景を浮かべて・・と思いながらも、自分軸の考えがもくもくと浮かんでしまうこともありました。あーまた自分軸だった・・・と反省しますが、そこに気づけるようになっているのも、積み重ねてきているからだともグループの方に伝えてもらって気づけた事でした。気づけた次には、情景を浮かべること、ぼんやりと見えてこないところ、情景を浮かべるためにも少し教えてほしいところなどを聞いていくことに立ち戻って練習していきたいと思いました。傾聴の姿勢で聞いていく。ベイシックスコースに出たからこそ気づけたことがあり、そして気づきや思考を深める問いについても自分には課題なので、今後また学んでいけたらと思います。
最初にグループの方から自身のイメージをもらったとき、自分では浮かばないイメージをもらい、その意外性に驚かされました。自分が思っている、相手から見た自分の見え方と、実際に見えている自分との間には違いがあることを意識することができました。話を聴く時にも、きっと意識せずにあいづちを多くうっていたり、アドバイスをしていたり、笑顔で聞いているアピールをしてしまっていたりするのだなとドキッとしました。そしてその傾聴の癖はどこから来ているのか、今まで考えたこともなかった自分の傾聴の癖の背景に目を向ける時間は大変貴重な時間でした。グループで一緒に光景を浮かべながら聞いてくださる方々がいたから、ゆっくりと自分の力で背景にある思い込みを紐解いていくことができました。これは講義内容としてすぐ提示されていては、出てこなかったものだなと思います。自分事として、自分が話しながら気が付いていけるからこそ、これからの傾聴につながるのだなと思います。
これはデモンストレーションを聴いていても感じられて、自身の言葉で話し、自身の力で答えを見つけていくという対話は、自分でも思いもしなかった本質的な答えが導き出されるのだなと驚きました。答えを急いでしまう話の聞き方では、相手の本当の気持ちに、相手も自分も気がつけないままになってしまうのだと、傾聴の大切さを強く実感しました。実際にグループで話を聴いてもらうときには、何を聴いてもらいたいのか自分でもまとまらないままに話を聴いてもらうのですが、それでも聴き手の方が一緒に考え、気持ちを共有しようとしてくれるので、安心して自分の気持ちに目を向けていくことができました。同じ光景を浮かべてもらえる聴き方をしてもらえると、聴き手はこんな安心感をいだけるのだなと、聴き手の気持ちを感じることができました。これからお話を聴く機会のある時には、今日体験した話し手の気持ちを感じながら、傾聴の姿勢を意識していきたいと思います。貴重な体験をありがとうございました。
先日、職場の幼稚園での送迎時に保護者のお話を聴いていたら、その方が涙を流されました。私は何か心に刺さることを言ってしまったのではと心配になったのですが、後日たまたまお電話でもう一度対応ができたとき、「あの時聞いてくれてありがとうございました。自分が子どもに思っていたことを、同じように思ってくれる先生がいたことがうれしくて、その日一日幸せな気持ちでした。あれから子どもの頑張りも認められて、あの日話せてよかったです。本当にありがとうございました。」とおっしゃっていただきました。自分が担当しているクラスのお子さんでもない、普段よく関わっている保護者の方でもない、それでもその人が見る光景を浮かべようと話を聴くことは、その人の心に残る時間になるのだと、私にとっても幸せになる出来事でした。傾聴によって誰かの力になるのに、その人の人となりや状況を十分に理解していること、多くの時間を一緒に過ごしていること、たくさん話を聴きだすことが必要なわけではなく、正しいスキルとそこに込める思いが大事なのだと、身をもって感じさせてもらいました。こんな気持ちを知ることができた傾聴セミナーの学びに、心から感謝します。
これまで何度かベイシックスコースに参加してきましたが、今回は特に「相手軸に立って光景を浮かべて聴くこと」に重点が置かれていました。講師は、まず自分の価値観や倫理観をいったん脇に置いて聴くことの大切さを語られました。それは、ついアドバイスをしたくなる気持ちを手放すことにもつながり、これまでの自分の傾聴のあり方を大きく変えるきっかけになるのだと。頭では「傾聴のルール」や「姿勢」を理解していても、長年染みついた「自分軸での聴き方」はなかなか抜けません。けれども、とことん相手の立場に立って光景を描こうとすると、不思議と自分軸の問いやアドバイスから距離を置けるようになります。初めて参加する方にとっては「できない」「無理だ」と感じてしまうのも自然なことです。そんなときに支えになるのが、グループの仲間の存在です。相手軸に立って寄り添いながら聴いてもらうと、「本当に聴いてもらえた」という感覚と安心感が生まれ、自分も挑戦してみようという気持ちが湧いてきます。とことん聴いてもらい、その聞いたことからどんなイメージが出てきたのかをただ伝えてもらっているにもかかわらず、話し手にとって大きな意味がちゃんと伝わっていく。デモンストレーションを見た後の午後の演習では、午前中とはまるで違う形で「相手軸に立った光景」を伝えられるようになっている、その変化には驚かされます。まさに、体験を通してしか得られない気づきでした。
シュートコース、ベイシックスコースと続けてデモンストレーションを体験するなかで、以前の自分の相談のやり方が彷彿します。思えば私は「自分が知りたいこと、聞きたいこと」を問いにし、それを分析して整理し、最後にアドバイスをする、そんな繰り返しをしていたように思います。しかも、途中からは「どう着地させるか」を探しながら聴いていたので、相手の話をじっくり受け止めることができていなかったのだと気づきました。クライエントさんも限られた時間の中で相談を有効にするために必死で答え、情報を提供しようとしてくれていたはずです。そして「アドバイスをもらいたい」という思いで臨んでいたのだと思います。その場では「理解できたような気持ち」で帰っても、すぐに忘れてしまう。だから次に会うと、また同じような話を繰り返すことになる、そんな経験もありました。つまり、相手のベクトルが自分に向いていないために、自分で考えたり、本心を確かめたりすることができていなかったのです。デモンストレーションを重ねるうちに、聞き手が「分析・整理・まとめ」を中心にしていると、クライエント側にとって「聞き手の軸でまとめられてしまう」ことが、こんなにも苦しく感じられるのだということを、身をもって知ることができました。これまでの相談についてふり返る機会になったとともに、相談に限らず、ファシリテーターをさせていただくときも同じように心がけたいと思いました。話し手が解決の糸口をみつけていかれるプロセスにしっかりと寄り添いながら一緒に考えていける聞き手になれるようにこれからも学び続けながら実践したいと思います。
今回も参加させていただき、ありがとうございました。
今回は「相手軸に立つ」ということを今まで以上に意識しました。2つのデモンストレーションがとても印象的でした。どちらもその人のために話をしっかり聴こうとしている点は同じでしたが、自分軸で話を進めている方は話が広がるだけで深まることがなく、相手がどんどんと追いつめられていくことがはっきりと理解できました。私自身も日頃よくやってしまっていると思います。相手の話を聞けば聞くほど、次から次へと質問がでてくる。新しい情報がでてくるとそれを整理して自分なりに分析して・・・。相手のために何か良いことを言ってあげたい、そして安心してもらいたい(もしくは、落としどころを見つけてこの話をどこかでいったん終わりにしたい・・)。これらは自分軸で話を進めていたのだということに今回気づかされました。グループセッションではとにかく相手軸にたって話を聴くことを忘れないように意識しました。相手の話を聴いているとどんどん細かい情報を聴きたくなるけれど、そういった疑問は置いておき、その人の思っている位置にとどまって、話の中でふと思い浮かんだこと、考えたこと、自然に湧いてきた質問(こういうことなのか、もうちょっと聴かせてほしいと思ったこと)を返すと、相手も自分の気づきを語ってくれたり、イメージのギャップを埋めてくれる話をしてくださったりして、「そういうことを思っていたんだ」とお互いに理解できるところがあった気がしました。
日頃仕事をしていると「時間がなくてゆっくり話を聴いている時間がない」と思っていましたが、今回自分の話をじっくり聴いてもらう時間をとってもらう経験を通して(たとえそれが10分程度だったとしても)、しっかり話を聴いてもらえた、受け止めてもらえたという実感が大事なのではと感じました。その場ですっきりと悩みが解決できなかったとしても、丁寧に自分の話を聴いてもらえたという時間を通して、より深く、素直に自分の気持ちに向き合えるようになり、その人自身の力で本当の気持ちや問題に向き合えるようになるということもあるのかもしれない。そんなことも感じました。
傾聴ができるようになったと自信を持てるようになるときはこないのかもしれないけれど、前回よりはまた少しわかった気がする、毎回そんな感じがしています。
人前で話すことが苦手なため、他の人が話している時も自分が次何を話したら良いかばかり考えて人の話しをちゃんと聞くことができませんでした。人に寄り添えない、人の話しをしっかり聞けない、また自分と価値観が違う人の話しを頭の隅で否定してしまうことが有り、ビジネスでも人間関係がうまくいかず失敗を繰り返していました。
傾聴セミナーに参加して、相手の側にたって寄り添い聴くことの大切さを知りました。相手が話している時に分析したり、アドバイスをしてしまったり自分のクセにも気づきました。自分の考え、倫理、価値観、先入観、常識は一旦横に置いといて相手の世界に入る、イメージする、確認する、共有する、実際にやって見てとても難しく意識して取り組まないといけないと思いました。
本当の対話とは相手軸に立って、話し手と同じ景色を一緒に見ると言うこと。相手が自分自身で答えを探していくこと。そして相手も自分も気づきができて変わっていくこと。とっても深い学びと思いました。これから実践をして行きますが、反復、繰り返しの受講をすることで少しづつですができるのかなと思いました。受講内容はこの価格でこのクオリティー、受講する価値は高いと思いました。何度も受講したいセミナーです。ありがとうございました。また案内してください。
私が大事にしたいのは、「その人が納得すること」である。その人が納得していなければ、その人は、自分の人生を生きていないように思う。だから、私が本気で話を聴くとしたら、その人が納得して、自ら外へ一歩踏み出したくなるような聴き方をしたい。無理やり引っ張り上げるのではなく、その人自身が十分に満たされて、少しずつ溢れて、じんわりと外に出る。私は、自分自身にも、そういう聴き方ができるようになりたい。
セミナーで一番印象的だったのは、話の中で一番言いたかったこととして、同じグループの方が、「私も頑張っています」と言った場面だった。観察者として、話を聞いていて、話し手に聞きたいことやかけたい言葉は、たくさんあった。でも、その人は、そんなことは求めていなかった。どういう言葉をかけたら、もしくは、どういう言葉をかけなかったら、その人が納得して外に向かいたくなるのか。自分がどういう人間だったら、もしくは、どういう人間でなかったら、その人が外に向かいたくなるのか。今一度、考えてみたい。
今回傾聴セミナーに参加したのは、本当に人の話が聞けない私自身に嫌気がさしていたからです。聞きたい。でも、直ぐに「こういうこと言いたいのかな?」とすぐに探ろうとしたり、自分が時間に余裕がなかったりと本当にいろいろな人に迷惑をかけているのだと思います。「何も考えずに聞けばいい」と言われるのですが出来なくて…半分諦めもありました。仕事では、保護者の相談、職場の相談と年々責任の重いことがどんどん増えて本当に苦しい日々でした。
今回、知人に話をしたら参加してみたらとお誘いを受け参加させて頂きました。ここまで長く変な癖をつけてしまっているのできっと上手くいかないだろうなぁ?と期待半分不安半分でした。しかし、光景をということで、初めて要らないことを考えず話を聞くことが出来ました。景色を作るためにしっかりと聞き「こんな感じかなぁ?」と聞きイメージを作るためにしっかりと聞くことが出来ました。すごい!!感動でした。
上手く話は聞けましたが、今度は質問が全くでなくて…次回習うということなので安心しています。私自身話を聞くばかりで、聞いていただく機会がなかったので何かホッとしたのと同時にスッとした感覚です。話をする時に、重い悩み事相談になってしまい申し訳なかったですが私にはとても重要な時間だったと思います。
貴重な経験をさせて頂き本当にありがとうございました。次のセミナーもぜひよろしくお願いいたします。
いつも大変お世話になっております。今回のコースも大変勉強になりました。
今回、意識して考えたことは、相手に対して決してアドバイスをしようと思わないこと。これを意識しました。一番目のモデルの方々のやりとりを見ていて、相手の話に耳を傾ける、ということは、分析をすることでもなく、整理をしてあげることでもないことがよく分かりました。そのような態度で聞くことは、相手の考える余白やペース、熟考するタイミングを全て奪ってしまうことになり、相手を追い詰めたり、分かってもらえないという疲労感、悲しみなどをもたらしたりするのだと痛感しました。実際に、相手が言った言葉を別の言葉に置き換えてしまったときには、「分かってもらえない」「そんな風な思いじゃなかったのに」という思いを相手の方は抱くのだろうと思います。2番目のデモンストレーションのように、相手の言葉を用いながら、なおその部分を聞き直し、相手の気持ちを分かろうと問い直していくことが、相手の思いを聴き取ることに繋がるのだろうなと思いました。
実際、自分は今まで相手の気持ちをしっかりと傾聴しきれていなかったように思います。相手の思いや悩みを聞いて共感しようとしたり、理解しようとしたりは試みてきましたが、時には同調になってしまったように感じ、後悔しています。これからは相手軸に立ち、相手になったつもりで、相手の気持ちを想像しながら話を深められるようなやりとりを目指していきます(と言っても、言うは易し、ですが・・・)。相手との会話で意識していこうと思います。また、今回は心が落ち込んでいる方にはどんな対応がよいのか、ということも先生のご講義で学びました。誰にでも、どんな状態の人でも一概に同じ対応ではいけないことも改めて心に留めました。
たくさんの学びをありがとうございました。これからもご指導のほど、よろしくお願いいたします。