二世帯問題も亡き母からの宿題だ
生前、母はよく気にしていて「アキちゃんがいるうちに何とかしてほしい」
この言葉をたまに思い出してはいたが…やはり、私が行動する羽目になるのか…
笑笑
もう一つの母からの宿題
母は、きっと何も知らずに死んでいき、無事に四十九日を終え、その間に色々知った事だろう
名付けて
新井事件(リフォーム事件)
全て仮名です
母が亡くなって数日後に新井が私の家にやってきた
その前から新井劇場は始まっていたのだろうが、新井劇場の幕開けはここからにしよう
笑笑
新井は、石油会社の男でありリフォームにも携わっていた
母は、三年程前から私の亡くなった祖父母の家に追い出される様に移り住んだ
ま、その家が母の願いで私が相続したのだが
私がいつでも帰って来れる様にと母はリフォームし始めました
最後のリフォームは、私が介護で帰省しすぐに寝室の床で終わった
蓋を開けたら相当お金を使ってた
ま、それはいいとして
新井は、私に色んな話しをしてきた
ハテナな話も多かった
新井は、母の紹介で例の保険屋のところで保険に入る事になっていた
新井は私に保険屋の星田が、せっちゃんが生きてるうちに保険の話しを持って来ないで、せっちゃんが亡くなってからすぐに保険の話しを持って来たんだよ…マジ信じられないと何度も何度も言ってきた
その後、新井は、私にポロっと言う
星田にアキちゃんは、死亡保険金どれくらい入るのかを確認したら、ちょっとと言われたと私にと言っちゃった(笑)
私は、何で新井が他人の保険金の心配をしてるんだ?と疑問に思いながらも話しを聞く事にした
新井は、ペラペラとある事ない事どこかの劇団員の如くセリフが止まらない
よく口にしていたのは
せっちゃんは、アキちゃんが来てくれれば何でも何とかなる、が口癖だったと、私を頼りにしている事を何度も言ってきた(前からだけど)
そして新井は、せっちゃんが亡くなったばかりでこんな話しをするのは、気が引けるのだけど…と話し始めた
「実は、未払いのリフォーム代があるんだよ。死人に口なしだから今更言うのも迷ってたんだけど、アキちゃんだから言うね。家中の電気を全部LEDにしたんだよ。お金かかるからやめなって言ったんだけど、せっちゃんは、アキちゃんが帰ってきた時に不便させたくないからと全部やると聞かなかったんだ。」
私は、幾ら?と聞いた
新井は、20万円位と言ってきた
私は、新井と母の信頼関係を信じていたから驚きつつも、母からは全部支払ったと聞いてますよと伝え、とりあえず後日用意するから待ってと伝えた
そして、私は、新井から母が亡くなってから未払い金があると言ってきた事に不信感を持ち始めた
実は、新井は母に15万円の借りがある
私が母の介護をしている時も少しずつ返すからと私に毎回言っていた
アキちゃんがいてくれて、話しが分かる人で本当に良かった〜も口癖でした
したら、新井は、20万の支払いのうち15万円の借りを電気工事代にあてるから残りの五万円だけをと私に言ってきた
五万円だったら今支払うと五万円を新井に渡した
領収書は、明日持ってくるからと言って、その日は帰っていった
ごちゃごちゃ話しは三時間に昇っていった(笑)
私の野生の勘が働いたんだろう
もう一つ
新井が家に来るとジョンが、スゴイ研磨で吠えるんです
新井は、母からも良い人だと聞いていたから何かの間違いでジョンは吠えてると思う様になった
でもジョンは知っていたのかもしれない
新井という男の本性を…
翌日になっても新井は、領収書も連絡すらしてこなかった
母亡き後の出費は、全て兄と共有する事になっていたので五万円払ったことを伝えた
兄夫婦も未払いがあるとは考えもしなかったようでかなり驚いていた
私の新井への不信感は止まらなかったが、私から電話をする事はやめた
中二日が経ち、私は兄のお嫁さんに新井への不信感を伝え、二重請求じゃないかと話をして、今日これから直接本社に行って領収書をもらって来ようと思うんだけど、姉さん(兄嫁)一緒に本社行ってくれないか?と私は言った
新井には悪いが、私達は、新井が領収書持って来ないから適当に近くに来たからご挨拶がてらに領収書もらい来たと事務の女性に話しをした
事務の女性は、快く母のリフォーム履歴と金額の確認をしてくれた
事務の女性から、思いがけない言葉が…
この電気工事のデータには載ってませんね
ちなみに残金20万位で残ってませんか?と聞くと
事務の女性は、あと100万いくら残ってますねぇ!と言った
私と姉さんは、えーと大声で叫んでしまった
そんなに残ってるはずはない!完済していると聞いている…と伝えた
衝撃的過ぎた
事務の女性は、間違えを指摘されて動揺してしまい、震えながらデータをプリント持って来てくれた
何?何?何?
私は、何枚かの領収書を出して照らし合わせる
何一つ日付けと金額が合わない…
データを見ているだけではらちがあかなかった
とりあえず、母の銀行凍結で引き落としが出来てないガス代とデータのプリントをもらって帰宅した
夕方、新井から何度も電話があったが、出なかった
でもLINEで少し会って話しがしたいと言われたのでコンビニの駐車場で会った
何で二人で本社に行ったのかを聞かれた
信用していたけど、信用出来なかったから行ったとは言えなかったけど、母が未払いであの世に行くとは考えられない、領収書もすぐに持って来ないから予期せぬ事ばかり考え始めた、散々星田の事を悪く言っていたのに、新井も同じことしている不信感、残金100万円もいずれ請求してくるかもしれない恐怖、自分の直感を信じる事にしただけ
新井は、夜逃げする、自分が捕まるかもしれないと言った
死まで予想してしまう程の落ち込み
私は、ただただ涙が止まらなくなった
良さげな新井さんも知っているだけに、自分の直感を信じる事にした自分を少し責めた
その日の夜は、母の引き継いでいる無尽だった
新井から呑んでる最中に電話が入った
新井は、夜逃げしようとしていたから引き留めた
自殺も頭をよぎった
涙が止まらなくなった
今思えば、ドラマ張りの展開だ(笑)
無尽が終わったら会いたいと言われたので会う事にしたが、一人じゃ怖かったから共通の友人を呼んだ
話の内容は、二人でコンビニで話した内容の繰り返しと、新井の上司大原に全て話したから大原から連絡が入ったら大原の言う話しを飲んで欲しいとの事だった
このタイミングで新井の元に兄から電話が入った
その隙に私は、大原に電話をし新井が夜逃げして自殺してしまうかもしれないから何とかしてくれと話しをした
新井と兄との話の内容も私と大して変わらなかった
23時過ぎ、私達は、新井と別れた
やり場のないこの気持ちは、昔からの馴染みの飲み屋に行ってレゲエを聴きながら新井を少し忘れたかった
午前一時、馴染みのタクシードライバーに電話をして迎えに来てもらい、友人と別れ帰宅した
ドライバーには、夜食として焼肉弁当と缶コーヒーを渡してらとても喜んでくれた(笑)
この日は、本当に疲れてしまったが、飲んでも飲んでも酔いは回らなかった
続く