歌手:スピッツ

 

 

新しい季節は なぜか切ない日々で

河原の道を自転車で 走るきみを追いかけた

思い出のレコードと 大げさなエピソードを

疲れた肩にぶらさげて しかめつら 眩しそうに

 

同じセリフ 同じ時 思わず口にするような

ありふれたこの魔法で 作り上げたよ

 

誰も触れない 二人だけの国 きみの手を離さぬように

大きな力で 空に浮かべたら ルララ 宇宙の風に乗る

 

片隅に捨てられて 呼吸をやめない猫も

どこか似ている 抱き上げて 無理やりに頬よせるよ

いつもの交差点で 見上げた丸い窓は

薄汚れてる ぎりぎりの 三日月も僕を見てた

 

待ち伏せた夢のほとり 驚いたきみの瞳

そして僕ら今ここで 生まれ変わるよ

 

誰も触れない 二人だけの国 きみの手を離さぬように

大きな力で 空に浮かべたら ルララ 宇宙の風に乗る

 

ルララ 宇宙の風に乗る