それは唐突な別れでした。


18年間、共に過ごしてきた最愛の夫が逝ってしまった。心の準備も気持ちの整理もないまま、突然別れがきた。いつも一緒に笑ったり、喜んだり、毎日が楽しかった、私が怒っても、夫はいつも優しかった。

たわいもない日々だったけれど夫と過ごした毎日はとても幸せだった。

 

夫が死んだ。

前の晩、彼はハンバーグを作って焼いたフライパンを、「明日もまた使うから洗わないでね」って私に言って普通に会話してたのに、、、、

夜中に異変に気付いて救急車を呼んだけど間に合わなかった。あまりにもあっけなく逝ってしまった。現実に起こっている事がどこかで嘘のようだった。本当に夫がいない人生なんて絶対ムリ、絶望でいっぱいになって生きる気力が無くなった。

今まで夢中だった事、好きだったもの、目の前の全てのモノがくだらなくなった。何もかもがつまらなくて価値が無くなった。

夫はあたしの全てだったんだと彼が死んで思い知らされた、本当に、とてつもなく大きな存在であり、彼がいる事があたしの生きがいだったんだと気がついた。

 大好きだった花を育てるのも、好きな食器を集めるのもどうでもイイ、一番大好きだった夫と一緒にいられないなら、もう何もいらない何も欲しくない、そんな気持ちでいっぱいになった。

 

夫に感謝の気持ちを伝えられなかった事が悔しい。

今までありがとうって言いたかった。

あなたと出会えて、本当に幸せだったって言いたかった。アタシの人生を変えてくれてありがとう。

日に日に募る悲しみの中で、これから何十年も夫がいない人生を生き続けるって、本当に辛いな、、、気が遠くなる。

 

でも、いつかまた夫に会えるその日まで、命のある限り生き続けるよ。