どーも、今年は雨の日が続いても気分がそこまで落ち込まないクズです。何でしょうね、元々は雨が嫌いなわけではなかったんですよね。それがまぁ学校とか仕事とか、雨に濡れることで多少手間が増えたりするから嫌だと思うようになっていただけなんでしょうね。だから仕事とか抜きに考えれば、雨で憂鬱になる必要なんかないってことでしょう。


さて、元々YouTubeは色々見ていたのですが、現場で一緒になったバイトの大学生からVtuberというものを教えてもらって、それなりにVtuberというものも見てきました。それからもう4年ほどになるそうです。はぁ、時の流れは早いものです。

それでまぁ、一昨日一つの終わりの瞬間を心して見ました。郡道美玲さんの卒業配信ですね。個人的にはYouTuberの方々も結構たくさん見ていて、特定のライバーさんを追うということはできません。その時その時で気になったものを見るという感じです。そんな中で彼女の配信も最近は全く見ていなかったのですが、問題発言があって活動休止中だったというのは知っていました。けれど、復帰するんだろうなと思っていたんですね。だけどそうはならなかった。うーん、そこで考えることが色々ありましたね。恐らく彼女の卒業は、Vtuber界の大きな転換点になると思います。いや、正確にはもうVtuber界は大きな転換点に差し掛かっていて、この出来事は一つの象徴になるのではないかと。

はっきり言ってテレビがつまらなくなったと言われるまでに、何年も何十年もかけてテレビが辿ってきた道を、Vtuber、YouTuberはほんのこの1、2年で追い抜こうとしているように感じます。ちょっとしたことで苦情や誹謗中傷が多すぎる。しかも一昔前のテレビと違って、ライバーさん本人に心ない言葉をぶつけすぎている。テレビ局や芸能事務所に苦情言ったって、本人に伝えないことだってあったろうに、そういうことはなくダイレクトに心を抉る。

そんなことが多いからか、テレビなんかよりよっぽどYouTubeの方がコンプライアンスとかに厳しくなったと感じることもありますよね。YouTuberが盛り上がり始めた頃は、テレビではできないことをやることも多かった。ところが今はそんなことほとんどない。どこかで見たことある企画や、みんながやってるゲームをやり、同じ歌を何人ものライバーさんが歌い、時々珍しい組み合わせでコラボをして当たり障りない対談をする。組み合わせが珍しいだけで、内容に目新しさはない。

なんかそんな風に感じることが増えたなと思います。以前名前を出したと思いますが、私は犬山たまきさんの配信を割とよく見ます。彼は数年前から活動の方針を変えたと明言しており、Vtuberというものが広く認知された中で生き残るには必要なことだったという風に言っています。それは一つの正解だと思いますし、それで離れたファンも新しくファンになった人もいるでしょう。今のところ登録者は増え続けてきたので、その判断は正しかったということになるかもしれません。時々見てきた中では、郡道さんもそうした流れの中で、昔に比べればかなり過激な発言などは減ってきていたと感じてました。だけど完全な方針転換とまでは行かなかった。ある程度際どい発言を望む層もいて、そっちにも引っ張られていたのかもしれませんね。もちろん本人がそういう売り方を望んだのかもしれませんが。

結果的にはそれがもう受け入れられないほどに、Vtuber界は変わっていたということなのでしょうか。正直なところ辞めるほどのことか?と思ったので、卒業が発表されてから少し検索などしてみたんですよ。驚いたのが活動休止の発表時に、すでに「何で辞めさせないのか」とか、「さっさと消えろ」とか、そんなのが山ほど出てきたんですね。うーん、そんなにか?って本当にわけわからなくなりました。色々見ていく中で、彼女を批判している人たちは大きく三つの層に分けられるのかなと。一つはあまりVtuberとか知らないけどけしからん派。これはもうどうしようもないです。ネット、SNSが普及したことによる便利さの弊害です。自分の鬱憤を晴らすのに何でもいいから叩くという人は、残念ながら結構いるものです。二つ目は実際に彼女の発言で傷付いた人。休止の直接の原因と言われている野球に関することだけじゃなくて、彼女がこれまでにしてきた発言で傷付いてしまった人ですね。これはもう謝罪するしかないし、お互いに距離をとるしかない。そうなんですよ。嫌なら見るなですよね。自分の発言で視聴者が減り、ファンが減り、案件が減り、収入が減る。ライバーという職業はそういうものだと思うんですよね。そういう覚悟を持ってそれでも言うのだから、嫌だと思えば去れば良い。誹謗中傷して辞めさせなくても、儲からなくなれば勝手に辞めるでしょう。わざわざ誹謗中傷する必要ないですよ。

まぁそれはそれとして、もう一つは正直驚いたのですが、他のにじさんじライバーさんのファンと自称する方ですね。不快だからあの人とコラボするな、同じ箱から消えろってな感じですね。こういう人が結構いたんですよ。これはもうただただ驚きましたね。コラボだって誘われたところで嫌なら断れば良い。その人の推しがコラボしたいとか、しても良いと思ったから受けているわけで、それを否定するのは自分の推しのことも否定することになるんですよね。そういうのは考えないんでしょうね。それが自分の推しのことも苦しめるとは考えないんでしょうかね?不思議です。


さて、そんな感じで急速につまらないコンテンツへの道を邁進しているVtuber界ですが、それを加速させるもう一つの要素があると感じています。それは「解釈不一致」です。「俺の〇〇はそんなことしない」とか、「私の〇〇はそんなこと言わない」というようなものですね。これって他の界隈にはあまり無いもののような気がします。配信での姿とかライバーさんの一部しか知らないくせに、なんでお前が決めつけるんだと思うんですが、これも結構多いようで、誹謗中傷とまではいかないのかもしれませんが、勝手な決めつけに基づく批判ですよね。迷惑でしかないですよね。これが他の界隈にはあまりなくて、Vtuber界隈には溢れてるとすれば、他の界隈より早く衰退していくのでしょうね。


そういうのも含めて、一つのコンテンツとか界隈とかをつまらなくするのは見る側だってことなんですよね。今のYouTubeみたいに、ガイドラインにも反してない、もちろん罪を犯しているわけでもない。でも炎上や誹謗中傷を避けるために自主規制する。そんなことばかり続いていけば、この世から面白いものはなくなっていきますよ。もう少し冷静に、良い意味でのめり込まずに、ボーッと楽しむ。嫌だと感じたら見るのをやめる。他に見るチャンネル・動画なんてたくさんあるんだから、嫌なものに文句言うより好きなものを探していきましょう!


あとね、「良かれと思って」はもうやめましょう。友だちでも同僚でもないんだから、「良かれと思う」なら黙るのが良いですよ。