どーも、なかなかに忙しく、疲れていると睡眠の質が上がる気がしているクズです。ストレスとかね、昔言われた「眠れている内は大丈夫」という医師の言葉が支えになりますな。


さて、オリエンタルラジオの中田さんの発言が物議を醸していますね。元となる動画を見てないので下手なことは言えませんが、あらゆる笑いを松本さんが審査する状況、面白さの基準が一人の意見に左右される状況はおかしくないですか?って話ですよね。それを中田が松本批判って拡散させるからおかしくなる。

やっぱりニュースや情報って拡散させる人の意図が乗るから、冷静に取捨選択して取り入れないといけませんね。

個人的には確かにおかしいよなとは思います。例えばM-1の審査員でも特別視されていたオール巨人師匠は、キングオブコントの審査員はしてない。自分は漫才師だろうけど、劇場とかで若手のネタをたくさん見てるはず。面白いコントを知らないはずがない。それでもやらないし、M-1の審査員も一区切りさせ降りた。しっかり向き合って審査をするとなれば、そうなるのではないかと思うんですよね。もちろん何でも個人差がありますから、松本さんはそうならないということなんでしょうけどね。

で、まぁ若手芸人とかが「松本さんに面白いと思ってもらいたい」とか、「松本さんの前でネタができるだけで嬉しい」とかって、メディアで語る度に違和感を感じていたんですよね。芸人が笑わせる対象は客であり、一般人であり、素人であるはずなんですよね。そういうのは本人に言えば良い話で、本来笑わせるべき相手にあなたたちより笑わせたい人がいると、マイナスに受け取られる可能性のあることは言わなくて良い。


大事なのは笑いが誰に向けられたものかだと思うんですよ。テレビに出るのが芸能人で、たくさんテレビに出ている人がスターっていう空気が強いのも良くないような気がしているんですよね。面白さの基準がテレビになるから。芸人さんが結構言ったりするじゃないですか、「オンエア見てどこが使われてて、どこが切られてるか勉強する」って。それはもうディレクターなりテレビ局の方を見ているわけじゃないですか。視聴者を笑わせることよりもオンエアされることを重視しているわけですから。

まぁでも、オンエアされなければ、知ってもらわなければ、生活ができないって現実もあるでしょうから、それが悪いって話ではないんですけどね。

仕事なんてなんでも一緒だなと。食べていくためには嫌なことも、自分に合わないこともやらなければいけない。芸能の世界だけ特別視する必要はないのかなと思いますね。

まぁ、そういう意味で言えば、舞台メインで稼げるようになった東京03は真のスターなんじゃないかと思ったりしますね。


さて、グダグダと余計なことを書きましたが、個人的な結論としては中田さんの言うことも一理あるが、今の芸能界の中ではそれを言っても仕方ない。ただし、お笑い界が客ではなく特定の個人やマスコミの方ばかり向いていくならば、業界全体が衰退していくんじゃないかなというところですね。


まぁ本当に書きたいのはここまでのことじゃないんです。このニュースに対する反応について書きたいんです。結局のところ一番多く見えたのは、「そういう賞レースで結果を出してるわけでもなく、実力もないくせにお前が言うな」って感じのものだったんですよね。それがもう受け入れがたくて、普段表現の自由だとか騒いでいる人たちはどこへ行ったんですか?こんなもの伝説の暴言「のび太のくせに生意気だ」と同じじゃないですか。

誰が何言ったって良いし、意見に対する反論だってあって良い。でも「お前が言うな」は違うじゃん。

私が思うにこの「お前が言うな」を使って良い場合は一つだけです。自分も同じことをしているのに相手の同じような言動を批判している人に対して使う時です。

自分もズル休みしたのに「あいつ今日ズル休みですよ」とか言っている人には使ってヨシ!って感じでしょ。

能力が劣るから、地位が低いから、日本人だから、子どもだから、「お前が言うな」なんて言われるんだとしたら、それは最悪の差別用語なんじゃないですかね。

そんな言葉は使わない方が良い。