どーも、やっと雲間に太陽を見つけ、何日振りだろうなぁと感慨に耽るクズです。


今回はとてもストレートなお話です。30代半ばの時にバイトの面接に落ちまくったダメ野郎が、当時の心境を書いたら読みます?ってお話。


うーん、暖かい時期はそれなりに働かせていただいているので、寒くなって自主休業中にこういうことを振り返っておこうかなという感じです。

そもそもは10年近く正社員として務めた会社を辞めたところから始まるんですね。

辞めた理由は自分では「なんとなくもういいかな」ってなってしまったことだと思っています。ただ、家族とか知り合いに言わせれば、不規則な生活とストレスで体調を崩しがちに見えたそうです。

メンタルの不調は少し自覚していた部分もありましたが、身体は何ともなかったですし、メンタル面も病院に行きましたが病名をつけられたことはないんです。

だからまぁそこは言い訳にならないかなと思いますね。ホントなんとなく仕事辞めるようなバカなんですよ。


で、まぁ失業保険をいただきつつ求職に勤しんだわけですね。この時はまだすぐ次が決まるだろうと思っていました。しかし失業保険をもらい終えても職は決まらず、少しだけ焦り始めましたね。正直なところ、条件とか環境とか選び過ぎていた気がします。何が何でもすぐに働かなきゃとは思っていなかったんでしょうね。

で、そこからまた仕事に就けないまま一ヶ月以上を過ごし、もう生活のためにバイトでも良いから働こうとなったわけです。ハローワークの職員さんも賛成はしてくれませんでしたが、それも仕方ないという感じでした。


ここまで書いてきて思ったんですが、色々経験してきた今でさえ、私はバイトのことを正社員より下に見ているのかと。役割が違うだけで上も下もないなんて、普段はそういう風に考えているし言葉にもしているのに、自分の中に無意識にバイトを下に見ている自分がいる。

なんかそういう元々の人間性が伝わっていたのかもしれませんね。だとすれば全然採用されなかったのも当たり前かもしれません。

なんてやっぱり無駄に時間があると、考えすぎて勝手に落ち込むからいかんですね。


ともかくバイトなら何とかなるだろうと臨んだ面接で、ことごとく不採用になる。しかもその職場の求人募集は、翌週もその翌週も続いている。「人が決まったからもういらない」ではない。「猫の手も借りたいほどだけど、おまえはいらない」って言われたんだと思うと、これはもうダメだなと思いましたね。元々少しはメンタル不調もあったのかもしれませんが、ここではっきりと精神的にやられてしまった感じですね。

ただそれでも病名はつかなかった。今なら強いなんてわけではないけど、人間って意外と何とかなるようにできてるのかもなぁと思えます。しかし当時は「じゃ何だよ?」ってそれがまた不安を増していたかもしれませんね。

それとまぁありがたくもあり、嫌でもあったのが家族の対応ですね。それまでと全然変わらずそんなに話すわけでもないけど、小言みたいなことばかり言われるわけではなく、笑い話をしたりもする。よくも悪くもいつもどおりでした。

まぁ何とかなるだろうと思っていたでしょうし、働こうとしているのは見えていたでしょうから、過度に働けとも言われませんでした。だけど父が町内の飲み会とかから帰ってくると必ず機嫌が悪い。そういう場では子どもの話題って必ず出るらしく、散々息子自慢された後にところでそちらは何されてるんでしたっけ?となるんだそうです。うわぁ、子どもの頃は良い人だと思っていた近所のおじちゃん・おばちゃんってそんな人間なんだって、そういうのも嫌でしたね。

普段の家族の対応には感謝しつつ、父にそういう経験、想いをさせている自分に嫌悪感を抱いていましたね。


まぁ考えてみれば何か夢を追っているとかでもないのに、30代半ばでバイトの面接を受けている時点で、この人大丈夫か?とは思いますよね。自分が企業側だったら慎重になるかなと思います。

結局は早朝数時間だけ勤務の、運送会社の仕分けバイトに採用されたんですね。そこで知り合った人に今お世話になってる派遣会社を紹介してもらって、今に至るという感じです。経済的な安定とかを考えれば、今でも正社員になれたらなぁと思う時はあります。ただ、今の無理なく働いて生活はできるというレベルの毎日が、割と気に入っているので、バイトに採用されなくて良かったかなぁとも思っています。


個人的には外的要因ではなく、自分の中にあるストレスの大きな要因は二つあると考えていて、一つは他人と比べること。これは私自身は他人に全く興味がないので、自分にはスそれほど当てはまらないですかね。でもメンタル不調者の集いみたいなのに行くと、恵まれている他人と比べてわざわざ自分を不幸にしている人も多いなぁと感じました。もう一つはただただ自分の無能を呪うこと。少しでも良くないことが起きる度に、自分のせいだ、自分が無能だからだと責めてしまう。個人的にはこっちが強かったですね。だからこそバイトに採用されない状況は苦しかったですね。

今なら自分が悪いわけではないし、もちろん相手が悪いわけでもない。タイミングとか条件とか、何かしらそういうものが合わなかったんだなって笑っていられます。


合う合わないは仕方ない。いつか合うところが見つかるさって、割り切って生きるのが良いかなと思いますよ。

職がない。進学先が決まらない。もちろんそれも大変だし、人生に困難なんか溢れかえってる。落ち込む時も当然あるし、自分を心底嫌いになることもあるでしょう。

そういう時に無理する必要はないんですって。ひとしきり落ち込む。そして休む。あるいは自分の嫌な面と向き合う。そして休む。

空元気で前進し続ける方が後々危険らしいですよ。休んで良いんです。


あとこれは実体験からはっきり言えますが、失敗したって全然大丈夫です。もう端から見れば失敗と転落しかしてない人生ですが、今それなりに幸せですから。

失敗することで、追い求める幸せの形は変わるかもしれません。でも幸せになれないなんてことはない。それだけは言えますね。

「すごく幸せ」ではなく、「まぁ、どっちか決めなければいけないなら、多少幸せ寄りかな」ぐらいですけどね。それで良い。