どーも、年配の方の「大したことない」は、私みたいなのには大事なのだと実感しているクズです。
大雪の予報が出てかなり身構えていたのですが、ご近所さんからもうこの時期の雪は積もりようなものではない、降るかもしれんが大したことないよって言われたんですね。
まぁ確かにこの冬これまで何回かあった大雪の中では、一番積雪量は少なかったかもしれません。でも大したことありますって。慣れとかもありますし、感覚って人それぞれだと、わかってはいたつもりですが、また一つ勉強させていただきましたね。はい。雪かき疲れました…。

さて本当にね、ネットメディアの功罪と言いますか。つい数年前まではほとんど知られずに終わっていたんじゃないかってことが、ネットニュースになって拡散されて騒ぎになる。
ラジオに重きを置いて活動しているタレントさんなんかも、ラジオだからできる話が人気だったりする。なのにラジオの放送直後には文字になってネットで拡散される。
ラジオを聞かなきゃ知ることのできなかったはずの内容が、文字のみでニュアンスとかは伝わらないにしても、知ることはできる。
それってラジオにとってマイナスなんじゃないかって思うんですよね。聞かなくても知ることがてきるなら聞かなくて良いやってなるし、ニュアンスとかが伝わらないことで誤った解釈が広まってしまう。
もちろんそもそもあの人ラジオやってたんだみたいな、知名度が上がるというメリットもあるにはあるんですけどね。ネットニュースってこんな面白いこと言ってましたって記事より、こんな酷いこと言ってましたって記事の方が圧倒的に多いじゃないですか。やっぱりそっちの方が閲覧数とか稼げるんですかね。
結局のところ昔から人間てのは、噂話だとか陰口だとか、そういう負のものを好む傾向が強いってことですかね。でもそういうのは仲間内とか家族とか、内輪でやれよって思うんですよね。メディアを名乗る者が、そういうことやるのはどうかと思うんですよね。
でもなぁ、会社も利益が出なければやっていけないわけで、見てもらわなければメディアも成り立たない。例えば丁寧に取材して、事実とか真実のみを淡々と伝えるメディアがあったとして、儲かるかと言われたらそうではないんだろうなと思います。
良いものが正当な評価を受けるとは限らないのが世の中ですね。難しい。

さて、そんなネットメディアの影響をモロに受けたのが、今話題のたぬかなさんかと思います。
冷静に整理すると、問題となるような発言をしたことは事実で、スポンサーであるレッドブルがデメリットを考慮してスポンサー契約解除。しかも彼女個人ではなくて、所属するチームとの契約解除。チームとしては彼女一人の発言で、チームとしての存続すら危ぶまれるような状況になってしまったので、何をしてくれたんだということで、彼女との契約を解除。そういう流れでしょうかね。
で、これに対しては彼女自身を批判というか、誹謗中傷する声も大変多いのですが、この程度のことで罰が重すぎないかという声も多いですね。
個人的には発言は非常にまずかったかなとは思います。擁護とかする気はさらさらありません。でも、ネットニュースにならなければ知らなかったことです。
正直mildomは見たことがないです。彼女が問題発言をした配信も見てません。だからそこに関して、本当はこんな意図だったんだろうみたいな、いいかげんなことは言いません。

ただ彼女を擁護する声の中に、もっと酷いことを言ったりやったりしてる人はいる。彼女だけがこんな罰を受けるのは理不尽だというような声が結構あるんですね。中には男性だったらこんな問題になってないのに、女性だから大事になった。女性蔑視だみたいな声もね、あるんですよね。
これに関しては、男性だからとか女性だからとか、他の人と比べてどうかとか、そういう議論は全く意味がないと思います。全てはスポンサーであるレッドブルの考えですから。
アンジャッシュの渡部さんが解雇しなかったのだって、所属事務所で人力舎の判断でしょ。
所属事務所とスポンサーとではまた少し話が違うでしょうけど。スポンサーの方がシビアでしょ。
じゃあレッドブルは即契約解除したのに御社はなんで渡部さんを解雇しないんですか?って人力舎に抗議します?会社としての立場や考え方の違いだったり、スポンサーと所属事務所の違いだったり、色々ありますよね。そこを比べても仕方ないですよ。
レッドブルは非常に多岐に渡ってスポンサーになっていて、レッドブルに感謝している人も凄く多いと思います。ただ、エアレースからの撤退なんかもあったように、メリットとデメリットを考慮して、とてもシビアに判断しているとも思っていました。
そりゃもちろん企業としてはそういう姿勢が大正解だと思います。
だから、今回の契約解除はまぁ当然の結果かなと思います。そしてチームは大口スポンサーを失った原因となった彼女に、責任はとってもらわなければいけない。流れとしてはすごく当然かと思います。
納得がいかないという人はレッドブルに、御社は女性蔑視企業だとか抗議しますか?それもしないですよね?

前々から結構言ってますが、本当に寛容さというものがなくなってしまったのかという感じですよね。
世の中みんな何となく不満を抱えていて、上手く発散できていない。
だから流れとかニュアンスとかを無視した、こんな酷いこと言ってましたってネットニュースにすぐ反応して、けしからんって叩いたりする。また逆にこれは企業の方がけしからんって叩いたりする。
中にはネットニュースのコメント欄で、本人たちとは全く関係なく罵り合いをしてたりする。
何ともはや哀しい時代ですね。

皆さんもう少し寛容であるように努力しましょうよ。