今期は結構意外に面白いなって思ったものが多かったので紹介させてください。

全然知らなかった作品なのに、いい意味で裏切られた〜って思わせてくれた作品達です。


①となりの妖怪さん

タイトルだけ見ると、妖怪と人の日常ほのぼの系アニメかなと思いきや、だいぶ思ってたんと違った。

途中で並行世界とか、境界線とか、いわゆる都市伝説を扱ったりとか、全然ほのぼの率少なめだった。

2話くらいまでは見続けるか悩んでたけど、今では見てよかったと思える作品。

一人の人(妖怪)として生きていくために抱える様々な悩みをベースにしつつ話が進んでいくから、共感もしやすくて、何度か涙腺が崩壊してしまった。

最終話では、人とのつながりとか言葉の大切さ(言霊)とかいろいろ考えさせられました。


何が良かったと聞かれると、言葉に形容し難いのだけど、忙しかったり何かに追われている毎日だと忘れてしまいがちな何かを思い出させてくれる、そんな作品でした。

ただ、1つだけ言わせてくれ……!

主要キャラの鴉天狗のじろうのキャラデザがチープすぎると………!!

キャラデザだけ見るとこいつ何……??

ってなってしまうのよ。

これだけはどうしても慣れなかった…。



②烏は主を選ばない

こちらも全くのノーマークでしたが、面白かった。平安時代くらいの熊野が舞台なのだけど、人間が烏に変身できたり、内容はめっちゃファンタジー。

ベースに、熊野の山岳信仰や八咫烏の設定が使われているって感じかな。

以前、別のアニメで「後宮の烏」という中華ファンタジーが私の中で大ヒットしたので、今回も烏だし見るかあ。みたいなノリで見たのに話が結構練り込まれていてよかった。

若干辻褄が合わないな…?ってところがあるけど、そこはファンタジーなので目を瞑るとして、人が烏になれるが故の身分制度や後宮(?)での女の闘い、帝の座の奪い合いが複雑に絡みながら話が進んでいきます。

少しネタバレになってしまいますが、無垢を装った女が最後にコテンパンにされるのは小気味が良かったです。

あと、大枠の内容は大河ドラマ的な感じなのに、ミステリ要素も盛り込まれて、伏線がきれいに回収されるのも個人的には好きでした。

これは二期?後半のクールもあるらしいので、楽しみにしておこうと思います。




③ダンジョン飯

言わずもがなの名作。原作は完結したとのことで、24話で完結分まで駆け抜けるのかと思いきや、ちゃんと2期の制作決定のお知らせがありました。

設定としてはダンジョンとかあって、ドワーフとかエルフとかがいるthe王道の異世界。

お話としては、主人公とその妹、他数名で構成されたパーティでダンジョンに潜っていたのだけど、偶然出会した竜に主人公の妹が食べられちゃって、その直後、妹のおかげでパーティメンバーは命からがら地上へ強制転移。

妹を竜のお腹の中から救い出して蘇生すべく、もう一度ダンジョンに戻って、助けるぞ!

あ、でも一文なしだから皆は普通食べない魔物を食べてダンジョン潜ろうね☆

という話です。序盤はただただ魔物グルメののほほん?としたお話だったのですが、ダンジョンの謎に近づいていけばいくほど、お話が複雑に、且つ魅力的になっていきます。

正直、2期まで待てないので漫画を買おうか検討中。

それくらい、お話としてのクォリティが高かったです。

もちろん、お話がおもしろいだけではアニメは面白くありません。

すごく丁寧な作画、魅力的な演出など、アニメの作り方としても申し分ない作品でした。


④うる星やつら

2クール全部見終わりました。アニメとしてはリメイク版になります。

お話的にはすごく軽いので、暇つぶし程度に見るのがちょうどいい、私的にはありがたいアニメ。

高橋留美子先生作品だと、私は世代的にもダントツで犬夜叉が好きなのですが、うる星やつらもラムちゃんが可愛くて好きになりました。

本家アニメを見ていないので、リメイク版がどれくらい本家をリスペクトしているのかは全然分からないのですが、声優陣もキャラを演じるのがとっても上手だなと思いました。

あと、何よりもOPとEDがどの曲もかわいい!!!

このアニメに関しては歌を飛ばさずに毎回聴いていました爆笑

MAISONdesがどういう団体?なのかイマイチ分からないままの私ですが、最近はいろんなパターンで表現できる場があって良いなと思いました。

そして、私が1番すごい…!と思ったのが、物語の完結の仕方です。

こういうギャグアニメだと、完結の仕方って難しいなって思うんですが、うる星やつらは、ラムちゃんとあたるくんが出会ったきっかけの鬼ごっこで締めくくるんですよね。

ずっと好きって言ってくれないあたるくんに、好きって言わせるためにラムちゃんが鬼ごっこを申し出るんですが、結局、あたるくんは好きって言わないままラムちゃんを捕まえるんですよね。

やっぱりあたるくんはラムちゃんに好きって言わないのね…!って視聴者が思うじゃないですか。

でもラストシーンでラムちゃんが

「一生かけて(好きって)言わせるっちゃ!」

って行ったのに対して、あたるくんが

「今際の際に言ってやる」

って返すんですよ!!!!

これって、単純な好きって言葉よりもずっとずっと破壊力高くないですか!?

私このシーンを見て、高橋留美子先生すげええええってなりました。

アニメの感想じゃないですけど笑

今度はらんま1/2もリメイクされるみたいなので、物語のオチを楽しみに見たいと思います。





最近、YouTubeのKERチャンネルにハマっていて、家ではほぼその人たちの動画を見ているので、久しぶりに全然アニメを見ないクールでした。

あんまり新作アニメ調べなくなったし。

こうして大人になっていくのかもしれないですね凝視

ちなみに、夏クール見たいなと思っているのは

・推しの子

・ダンジョンの中の人

・天穂のサクナヒメ

・魔導具師ダリヤはうつむかない

くらいで、ここ5〜6年の中で1番見たいなって思う新作が少なくてびっくりしています。