前回、かなりネガティブな感情を垂れ流しにしてしまいましたが、少し気持ちを立て直すことができました。

まだまだ仕事に対するモチベーションは上がっていませんが、生死に関してはとりあえず生きるか…というくらいの気持ちにまでは浮上してきたので、ここで様子見です。


ということで、少しでもネガティブな感情を忘れ、自分の好きなことでリフレッシュしたい!

今日はリフレッシュDAYです。


引っ越しもあり、かなりお金が飛んでしまったので、今回は5,000円以内でリフレッシュ。


◯山種美術館(特別展ー犬派?猫派?ー)→1,400円

◯NHK交響楽団(定期公演Cプログラム)→1,600円

◯昼食(サンマルクカフェ)→760円

◯交通費→約1,000円

計4,760円


ギリギリですが、5,000円以内に抑えて好きなことを楽しむことができました。

ということで、美術館とコンサートの感想です。


◯山種美術館

インスタか何かで山種美術館の特別展が流れてきて、犬猫好きの私としては外せない…!ということで行ってきました。

実は初めての山種美術館。

シックな建物で落ち着いた雰囲気が特徴的なこじんまりした美術館でした。

今回は犬猫といっても日本画がメインです。

私は美術館に行く際、あまり下調べをしていかないので、ほとんどが初見のものでいっぱい。

しかも日本画はここ数年で少し特別展に行き始めたくらいのほぼど素人。

全部が初めて見る感動に溢れていました。

また、すべての作品に必ずワンちゃん猫ちゃんがいることで、より作品の魅力が……!

犬猫好きの人たちにはぜひいってほしい展示です。

また、だいたい1つの展示会で1〜3個お気に入りの作品ができる私ですが、今回は良い作品・犬猫の魅力が溢れる作品がたくさんあり、珍しく「あれもこれも好き〜!」となりました。

あまりにも素敵な特別展でしたので、全ては語り尽くせませんが、その中でも私のお気に入りを残します。

①円山応挙 雪中狗子図

昨年の四国旅行で金比羅山に行った時初めてお名前を知った円山応挙の作品。

金比羅山の虎もものすごくふわふわしていて好きでしたが、こちらの作品の子犬ちゃんたちもふわふわ…!

今回で1番好きな作品でした。

円山応挙のえがく動物たちはどうしてこんなに愛らしいのでしょう?

展示では円山応挙の弟子、長沢芦雪の「菊花子犬図」が推されてましたが、私は彼の作品よりもより現実の子犬に近い円山応挙の作品の方が好きでした。

彼の作品のポストカードが無くて本当に残念でした…。

というか今回の私の推し作品、ほぼポストカードなかった…!

もう少しポストカードをたくさん用意してほしかった……!!!


②歌川国芳 其まま地口 猫飼好五十三疋(みゃうかいこうごじゅうさんびき)

東海道五十三次を猫と駄洒落で紹介しているユニークな作品。

当時の江戸の気風も感じられつつ、歌川国芳の猫好きが伝わってきて、かわいい〜!となりました。

駄洒落もなんだかクスッと笑えて素敵。

散らばっている猫ちゃんたちもそれぞれが個性的でじっくり見ていると時間を忘れてしまうような作品でした。


③北村さゆり 蝉の音

まだご存命の画家さんだそうで、今回はじめてお名前を存じ上げました。

飾られていたのは横が7mくらいあるのでは!?という超大作。(調べたら7.4mだそうです)

水辺にあるベンチの下で涼む猫ちゃんが描かれていました。

この作品、猫ちゃんの可愛さもさることながら、水の表現が素敵すぎて…!

唯一、本命の犬猫を差し置いてそれ以外に目がいく作品でした。

モネの睡蓮を彷彿とさせるような水辺の風景を感じながらも北村さん独自の色センスや塗り方の工夫などがあり、水の音が匂いが感じられるような素晴らしい作品でした。

他に水をモチーフにした絵があるのなら、ぜひまた拝見してみたいです。


④横山大観 木兎

今回、犬猫が展示テーマでしたが「トリ(鳥)は花鳥画」ということで最後に数点だけ花鳥画が展示してありました。

その中でも特に目をひいたこの作品。

暗闇の中にぼわっと浮かび上がる木兎が見事に表現されていました。

横山大観といえば、日本画に疎い私でも知っている巨匠。

さすが横山大観というべきか、小さな作品なのにも関わらず、圧倒的な存在感でした。


今回の展示は私得みたい展示で、本当に行って良かったと思っています。

7/7までやっているので、犬猫好きの方はぜひ!

イチオシの特別展です。



◯NHK交響楽団

久しぶりにN響の定期公演に行ってきました。

山種美術館が渋谷にあり、N響の定期公演を調べたらたまたまチケットがあったので勢いで。

今回は休憩なしのメンデルスゾーンプログラムでした。

「夏の夜の夢」の音楽-「序曲」「夜想曲」「スケルツォ」「結婚行進曲」

メンデルスゾーンの代表作、夏の夜の夢から4曲。この曲といえば、結婚行進曲ですね!

ですが、他の曲も魅力的。

特にスケルツォはこの曲らしい軽い雰囲気で曲が進んでいき、お気に入りでした✨

結婚行進曲は言わずもがな。

管楽器の厚みと迫力が4階席までバッチリ聞こえてきました。

弦と管楽器が絶妙にマッチして美しいハーモニーを作り出していて…さすがルイージ!さすがN響!という感じでした。


交響曲 第5番 ニ短調 作品107「宗教改革」

多分、昔流し聞き程度で聞いたことがあるくらいのレベルでしか聞いたことのない曲です。

題名にもある通り、コラールが多用されている珍しい交響曲でした。

曲目解説にもメンデルスゾーンが宗教感をかなり意識して作ったと書かれており、それを考えながら聴くと、よりメンデルスゾーンの当時の気持ちに寄り添える気がしました。

ちゃんと聴いたのは初めてでしたが、特に第4楽章がお気に入りになりました!

終わりにドミナントがこれでもか〜っと続き、最後にトニックに入った時、ぶわっと鳥肌が立ちました。

だいぶ焦らされて解決しますが、それがまたメンデルスゾーンらしい感じがして好きでした。



実は私、あまりメンデルスゾーンに詳しく無く…

メンデルスゾーンのピアノ曲集の1つ、無言歌集を昔何曲かやったことがあるのですが、どれもあまり好きになれず、なんとなく彼の音楽を避けてきたのです。

しかし、今回いい機会だったので本当に勢いだけでメンデルスゾーンプログラムに挑んで(?)みました。

すると、オーケストラは私の好み…!

メンコンは好きで聴いていましたが、確かに、よく考えてみると、私が大好きなブラームス、ベートーヴェンと同郷、時代もほぼ同じ、作風もロマン派でありながら古典派の良さもしっかり受け継いでいるメンデルスゾーンは、好きに決まっていますよね。

今まで食わず嫌い?聞かず嫌い?であまりオケも聴いていませんでしたが、これからはメンデルスゾーンにもたくさんチャレンジしてみようと思いました!

今日コンサートに行かなければ、なんとなくメンデルスゾーンに苦手意識をもったままだったので、行って良かったと思います。


ちなみに、来月反田さんをゲストに呼んでスクリャービンのプログラムをやるそうです。

うわー、聴きたい!と思ってチケット見てみましたが、案の定完売しておりました……

とてもいきたかったです………









充実した日になりましたが、コンサート中に仕事のことを思い出してしまい、いっとき気持ちがずーんと沈んでしまいました。

その間、曲には耳を傾けられず、もったいない時間を過ごしてしまいました。

せっかくリフレッシュしようと思ったのに、なかなか気持ちを整理できません。

どうしたら仕事のことを考えないようにできるのでしょうか。

難しいですね………。

どんなにリフレッシュしても、仕事へのネガティブな感情が消えることはないので、また月曜日仕事に行くのがつらいです。

いつになったらこの苦しい気持ちから脱することができるのか。

まだまだ私の気持ちは暗い暗いどん底にはまっているままです。